Twitterで拡散を狙うなら朝5時が穴場!100万ツイートの分析で判明したTwitterで拡散されやすい時間帯
- 2017年4月20日
- ニュース
Twitter アカウント を運用する上で発生しうる悩みの1つに、「リツイートされるツイートを増やしたい」があります。皆様はいかがでしょうか。
拡散しやすい投稿には様々な要素がありますが、簡単に調整できるものとして投稿のタイミングがあります。意外とすぐに気付きそうでできない部分なのではないでしょうか。
フォロワーの活動時間帯や Twitter の使い方によっても、拡散されやすいタイミングは異なります。そこで、平日・休日、朝・昼・夜など、いろいろな曜日や時間に投稿し、運用している アカウント はどの時間帯が相性がいいのか探ると「投稿=拡散される最適なタイミング」というのがわかってきます。
そこで今回は、弊社(株式会社AutoScale) ユーザー の100万ツイートを分析して Twitter で拡散されやすい時間帯を調べた調査した結果をご紹介します。
どの時間帯に投稿するか検討する際にぜひ参考にしてください。
参考:
知らないと恥ずかしい?よく使われるTwitter24用語をわかりやすく解説|ferret
Twitter で拡散されやすい時間帯調査を実施した背景
実際に様々な時間にツイートしてみて、リツイート数を見ることができれば拡散しやすい時間帯を知ることができます。しかし、ツイート内容を考えてたくさんの時間帯でテストするのは手間がかかります。時間帯についてある程度指針があったほうがやりやすいです。
最適な投稿タイミングについてはネット上でもいくつか記事はありますが、調査時期が古かったり、海外のデータだったり、リツイートをしている時間だったりと、使えそうなデータがなかなかありませんでした。
そこで、いつツイートするとリツイートされやすいのかについて、日本語 ユーザー での最新のデータで調査を行いました。
調査した Twitter アカウント について
今回の調査対象は、弊社の Twitter 運用支援 ツール を利用するお客様 アカウント のランダムに100万件抽出し、ツイートのリツイート数を投稿時間帯と平日・休日どちらかの2軸で集計しました。集計対象のツイートは、言語設定を日本語にしていて、公開設定の ユーザー 、期間は2017年1月から3月までに絞っています。
本調査について
調査対象:
2017年1月から3月までの日本語設定にしているユーザーのランダム100万ツイート。
RT(リツイート)されやすさは、ツイート数、人数は、それぞれの1日の平均に対する割合を示しています。
100万ツイートが対象! Twitter で拡散されやすい時間帯調査
注意!投稿時間の重要性とよくある勘違い
ツイートの投稿時間は、簡単に調整できる割には、拡散度合いに大きな影響があります。
ネット上では「 Twitter を使っている人が多い時間帯には拡散もされるはずだから、ピーク時間帯である20時から0時頃を狙ったほうがよい」「早朝は人が少ないので避けたほうが良い」としている記事が多いようです。
20時から0時頃のピーク時間帯は確かに利用している ユーザー は多くなりますが、1人あたりのツイート数も同様です。つまり、もともと ユーザー の多いピーク時間で、さらに1人あたりのツイート数も多くなっているので、タイムラインに流れるツイート(流速)がほかの時間帯よりもかなり早くなっています。
多くのユーザーがタイムラインで1度に見るツイートの量には限界があるので、ツイートが流れていって見られない可能性が高まります。
逆に早朝であれば、 ユーザー の少ない時間帯でさらに1人あたりのツイート数が少ないので、流速がかなり遅くなっています。また、ツイートされた後、ピーク時間帯よりも長く多くの人に見てもらえます。
このように、流速まで考えると、必ずしも ユーザー が多い時間帯に投稿すればいいとは言えないことがわかります。
また、 アカウント ごとにフォロワーの生活時間帯も異なるので、全体的な傾向として拡散されやすい時間帯があるとしても、そのアカウントのフォロワーにあっているとは限りません。 アカウント で拡散されやすい時間帯を知るには、実際に様々な時間帯にツイートして、リツイート数などを見てみるのが一番です。
Twitter
投稿時間を決める際によくある勘違い
<勘違い>
・
ユーザー
が多い時間の方が拡散しやすいはずなので、夜間に投稿する
・拡散されやすい時間帯に投稿すればいい
<考えた方が良いこと>
・20時から0時の夜間は、タイムラインの流速が早く、ツイートが流れてしまう可能性が高い
・拡散されやすい時間帯は、
ユーザー
の多さだけではなく、タイムラインの流速とセットで考える
・ピーク時間帯はタイムラインの流速が早いので、必ずしも拡散に向いているとはいえない
・流速の遅い早朝から日中にかけてが狙い目
・いわゆる「拡散されやすい時間帯」は、あくまで全体的な傾向なので、実際にツイートしてリツイート数を見てみる
拡散しやすい時間帯が判明!
調査の結果、リツイートされやすい時間帯は、平日・休日で異なっており、平日は5時・11時・15時・20時のツイートが最もリツイートされるのに対して、休日は8時・12時・14時・16時のツイートがリツイートされやすい傾向があることが判明しました。
ツイートを拡散させたい場合は、まずはこれらの時間帯の投稿を試してみるとよいでしょう。
特に「朝5時」はツイート数が少ないもののリツイートされやすい穴場の時間帯なので、ぜひ入れてみましょう。早朝・深夜など、いろいろな時間に投稿するのが難しい場合は、投稿を予約しておくことができるツールなどを活用するのも手です。
時間帯ごとの ユーザー 数
時間帯ごとのツイート数・投稿人数を見ると、平日・休日ともに、朝5時から徐々に伸び始めて、21時台がピークとなり、その後はじわじわ下がっています。
通勤時間帯である7時台・18時台に大きく伸びています。
20時から1時頃までは人数に対してツイート数が多くなっており、その他の時間帯よりも活動が活発なことがうかがえます。
見ている人が多い時間帯が拡散されやすいわけではない
上のグラフを見ると、「ツイート数・投稿人数」は、「リツイートされやすさ」とは比例していないことがわかります。
ビジネスタイムである日中は、受動的にタイムラインを見ているユーザーが多く、フォローしている アカウント に対するリアクションがされやすく、16時以降はプライベートタイムである ユーザー が多く、能動的に投稿するため、他社のツイートに対するリアクション率が低くなると考えられます。
特に21時から1時頃の ユーザー の多い時間帯は、他の時間帯と比べるとリツイートされやすさは低くなっています。この時間帯にタイムラインに流れるツイートが多く、ツイートが目立ちにくいことが原因と思われます。
まとめ
投稿のタイミングは、ツイートを拡散させる上で重要です。
見ている人が多い時間帯に拡散されやすいわけではないので、いろいろな曜日・時間に投稿してみて、自社の アカウント のツイートが拡散されやすい時間帯を探ってみましょう。
「どの時間帯に投稿したらいいかわからない」という方は、まずは平日5時、11時、15時、20時、休日8時、12時、14時、16時を狙ってみるとよさそうです。