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【野球】

ニデック逆転で初白星 中スポ杯新春リーグ第3日

2019年1月11日 紙面から

同点適時打を放ち二塁上で笑顔のニデック・安細=パロマ瑞穂球場で(高野行正撮影)

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 ニデックは4-2で小林クリエイトに逆転勝ちし初勝利。2点を追う9回2死一、二塁で指名打者の安細祐希内野手(33)=中部大出=が左越えに同点の適時二塁打を放ち、久野の決勝打で逆転した。フタバ産業はイスコジャパンを逆転サヨナラで破り、東郷製作所は近藤産興を下し、ともに1勝1敗とした。

 2点を追う9回2死一、二塁、敗色濃厚の場面でニデックの安細は賭けに出た。2球目のカーブをフルスイング。打球は左翼フェンスを直撃する同点の適時二塁打だ。

 「攻めがチグハグで流れを悪くしていた。なんとかしよう。主将らしいところを見せたかった」。本来はたたき打法の進塁打を身上にする安細だが、土壇場で一発長打狙いにしたのがズバリ。主将の起死回生の一打からさらにチャンスを広げると、一、二塁から久野の勝ち越し適時打で逆転に成功した。

 岩瀬希久也監督(44)は「正直、負けを覚悟しました。ベテランの2人が良くやってくれた。初戦を落としていたのでこの勝ちは大きいです」とキャプテンの快打を手放しでたたえる。

 安細は亨栄高から中部大を経てニデックに入社。真面目な人柄を買われて25歳の若さで主将を任され8年目になる。「僕は声が大きいだけ。メンタルで引っ張っている」と謙遜する安細は、「これで上が見えた。切り替えて頑張ります」。これからもナインの先頭に立つ。 (高野行正)

 

近藤産興(1勝1敗) 000000100―1

東郷製作所(1勝1敗) 00011300x―5

 

ニデック(1勝1敗) 000000004―4

小林クリエイト(1勝1敗) 000002000―2

 

イスコジャパン(1勝1敗) 000310000―4

フタバ産業(1勝1敗) 000000023―5

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