ジョージと新年会した話の続きです。
ジョージから「家で飲み直そう」と言われ、
一度は断ったものの、なかなか引き下がりません
結局、ジョージに流されて、家に行くことになりました。
ジョージは白ワインを開けてくれましたが、
本調子ではなかったせいか、自分ではほとんど飲まず、私ばかりが飲んでいました。
私がジョージと一緒にいると癒されるのは、
ジョージが天然キャラだからです。
まさにM子の男版といった感じ。
例えば、ジョージはずっとAmazonプライムの会員なのに
映画が見放題になることを、知らずにいたそうです
せっかく会員になっているのだから、映画でも見ようという話になり、
「何か見たいのある？」聞かれ、過去に話題になったものの、見逃していた「ラ・ラ・ランド」が見たいと伝えました。
映画鑑賞モードになったら、ジョージが「その格好じゃくつろげないでしょ。服貸そうか？」と言ってきました。
この日の私は久しぶりにジョージに会うので、きちんと系ワンピースを着ていたのです。
確かに、この格好ではくつろげません・・・。
お言葉に甘えて、部屋着を借りることにしました。
スウェットの上下を借りたら、とてもぶかぶかで、特に下がずり落ちそうでした…
ジョージは痩せているけど、やっぱり男の人の服って大きいんですね。
「ラ・ラ・ランド」は、ラストがちょっぴり切ない大人のラブストーリーですが、ミュージカル仕立てになっています。
そのせいか、ジョージはストーリーがイマイチつかめなかったみたいです…。
あまり真剣に観ていなかったせいもあるけど。
ネタバレになるのですが、最後のシーンは、
大女優になったヒロインがピアニストの元彼と再会するんです。
ヒロインはすでに別の男性と結婚していて、
偶然、旦那さんとピアニストが経営するお店を訪れて
彼女が来ていることに気づいたピアニストは思い出の曲を弾き始めます。
その時に、突如ミュージカルが始まり、ピアニストは彼女と別れずにもし結婚していたら…って空想するんですよね。
ミュージカルの中では、女優とピアニストが結婚しているのに、
現実世界では、女優は別の男性と結婚している。
「えっ、なんで相手が違う人になってるの？？」
よく映画を観ていなかったジョージには、ヒロインの相手がいきなり変わったように思えたみたいで・・・
以前、ダヴィンチコードを見たときもそうだったけど、
ジョージは家では集中して映画を見ないタイプなのかも。
BGMのように、ムード作りのために映画を流している感じ。
おしゃれなレストランに行くと白壁のスクリーンに映画が映っていたりするけど、
お客さんは飲食や会話に夢中で、誰も真剣に映画を見ていないですよね。
きっと、お家デートで映画を見るときのジョージも、そんな感じなんだと思います。
私はわりと真剣に見てしまうんですけど。
「ラ・ラ・ランド」のヒロインを自分と重ねてしまい
別の人と結婚した私が、数年後にジョージと再会したらどうなるだろう？って想像してしまいました。
映画を一本観たので、終電の時間が迫っていました。
でも、ジョージの部屋着を借りた私は、再び着替えて帰るのが面倒になってきたんです
このまま、泊まっていきたい・・・。
それに、ジョージはすでに私が泊まるモードだと思い込んでいる様子。
「何もしないから」と宣言してきたジョージ。
私さえ、その気にならなければ大丈夫
しかも今回は、前回の逆勝負下着を超越する、キョーレツなストッパーがあるのです。
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