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2019年1月11日 紙面から
笑顔でキャッチボールをする根尾=ナゴヤ球場で(高岡辰伍撮影)
中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=がプロデュースした丼が本拠地に登場する。開幕から新人の名を冠したメニューが並ぶのは初めて。10日にナゴヤドームの担当者が本人と面談した結果、「お米とみそ」がキーワードに挙がった。
書店の根尾本コーナーに根尾ラーメン…。スーパールーキーが巻き起こすフィーバーぶりに、本拠地のナゴヤドームも動き始めた。ナゴヤ球場での新人合同自主トレを訪れた飲食部の担当者が意図を説明した。
「ファンの期待が高いので、根尾選手プロデュースの丼とスイーツ、ドリンクをつくることが決まりました。まずは丼。開幕(ナゴヤドームは4月2日広島戦)からの販売を目指していきます」
2015年に誕生した選手プロデュースのメニュー。昨季は地元の石川にちなんだ「京田の海鮮ネギトロ丼」(1000円)や、熊本名物を使った「荒木のマー油ソース焼きそば」(850円)など、15選手による計24品を企画、販売した。
シーズン中に商品を入れ替えるが、最初は前年に活躍した選手の品が並ぶのが通例。新人王に輝くことになる17年の京田でもメニューが生まれたのは開幕から2カ月が過ぎた5月末で、担当者は「新人のメニューを開幕から出すのは初めて」と強調する。
この日は根尾に好きな食べ物をヒアリングした。答えは「つやつやしたお米と地元のみそ」。根尾の地元、飛騨高山の名産と言えば、朴葉(ほおば)みそが思い浮かぶ。「飛騨牛と言われたらどうしよう」とコストがかかる高級食材の名が挙がることを心配していたナゴヤドーム側は胸をなで下ろし、食材の検討に入った。
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