青函トンネル開通記念硬貨の価値と買取価格

青函トンネル開通記念硬貨の価値と詳細

1988年に「青函トンネル」が開通したことを記念して、青函トンネル開通記念硬貨が発行されました。
青函トンネルとは本州と北海道とを繋ぐ東洋最長の海底トンネルで、入り口は青森県、出口は北海道です。
本州と北海道を繋ぐトンネルのため、記念硬貨のデザインも北海道と本州の地図がデザインされており、もう片面には青函トンネルと、青函トンネルが通っている津軽海峡の「波とかもめ」が描かれています。

青函トンネル開通記念硬貨の額面は500円で、直径が30mm、重量が13g、品位は銅750/ニッケル250です。 発行枚数は20,000,000枚と、これまでの記念硬貨と比べると少ないです。

しかし特にプレミア価値はついておらず、現在の価値も完全未使用の状態の良いもので1500円～2000円前後であり、買取価格は1000円前後が相場となります。
将来的に価値が上がる目処も立っていないため、もし青函トンネル開通記念硬貨の処分をお考えであれば、記念硬貨や古銭を買取してもらう時にまとめて売ってしまうのもおすすめです。

青函トンネルは1988年3月13日に開通となり、53.85 kmもの長距離を誇る海底トンネルで、実は計画自体は戦前から練られていました。
制作には長い時間がかかったため、完成直前には旅客輸送のシェアのほとんどが飛行機が占める時代へと突入していました。しかし貨物輸送の面で非常に利便性が高いことが分かり、今では日本の貨物輸送の大動脈となっています。 特に北海道産の農産物が安定して本州に運ばれるようになり、天候に左右されることのない安全で安心な輸送環境が整いました。