国際科学技術博覧会記念硬貨の価値と買取価格

国際科学技術博覧会記念硬貨の価値と詳細

国際科学技術博覧会記念硬貨とは、1985年3月12日に発行され、つくば国際科学技術博覧会を記念して発行された記念硬貨です。つくば科学万博を記念して発行されたため、別名「つくば国際科学技術博覧会記念500円白銅貨」と呼ばれることもあります。 種類は500円玉で、品位は銅が750に対してニッケルが250、素材は白銅が採用されています。

表のデザインは筑波山と茨城県の県木に制定されている梅が描かれており、裏面には科学技術博のシンボルマークと”TSUKUBA EXPO ’85″のレタリングが描かれています。 大きさは直径が30mmに重量が13gで、こちらの記念硬貨も合計7000万枚と大量の枚数が発行されました。

発行枚数が多かったため、国際科学技術博覧会記念硬貨の買取価格は現在でもそれほど伸びておらず、価値は状態が良いものでおよそ800円～1000円程度に留まり、買取価格にすると額面通り～600円程度が相場となります。 7000万枚と記念硬貨の中では発行数が最も多いため入手もそれほど難しくなく、今のところ希少価値は高くありません。

しかしつくば科学技術博の会場で限定発売されたミントセットは発行部数が10万部と少なく、高値で取引される傾向にあります。状態にもよりますが大体1500～2000円程度の買取価格になりますので、額面よりも高い価値を持つセットとなっています。

つくば科学技術博(国際科学技術博覧会)は茨城県で開催された特別博覧会で、日本を含む48ヵ国と37の国際機関が参加した大規模な博覧会となりました。 当時行われた博覧会の中で最高の入場者記録で、総入場者は2033万人を超えるほどでした。
日本で開催される博覧会としては3回目であり、このつくば科学技術博を機につくばの知名度が世界的に高まりました。