札幌五輪記念硬貨の価値と買取価格

札幌五輪記念硬貨の価値と詳細

1972年に札幌で開催された冬季オリンピックを記念して札幌五輪記念硬貨(札幌オリンピック記念硬貨)が発行されました。 種類は100円の1種類のみで、「札幌五輪100円白銅貨」と呼ばれることもあります。 素材の内訳は銅750/ニッケル250で、量目が12ｇ、直径は30ｍｍです。

表面にオリンピックのシンボルともいえる聖火がデザインされており、裏面には五輪のマークと雪紋が描かれた札幌らしいデザインとなっています。札幌オリンピックが開催される少し前の昭和47年1月28日に発行され、30,000,000枚が発行されました。

「札幌五輪100円白銅貨」の価値はおよそ1000円前後、買取価格となると状態が良ければ200円～500円程度というところです。
しかし海外向けに製造されたミントセットであればかなりの高価買取を見込むことが可能で、美品であれば価値は5000円ほどにまで上昇し、買取価格も3000円ほどになります。 これは販売数が3万と少ないために希少価値が高いからです。しかしビニールケースに封入されているために状態の良いものはなかなか少ないでしょう。 入っているものは1円、5円、10円、50円、100円玉に札幌オリンピック記念１００円硬貨が1枚で、合計額面は266円です。 元々の額面を考えるとかなり高値で取引可能な記念硬貨セットになりますので、もし状態の良いものが見つかれば早めに買取してもらうことがおすすめです。

記念硬貨ではなく「札幌オリンピック記念メダル」の方であれば、地金の相場や素材によっても大幅に左右されますが、金の場合大体9万円前後で買取されます。

札幌オリンピックとは、アジアの中で初めての冬季五輪の開催で1972年2月3日から2月13日まで北海道札幌市で行われました。 1964年の東京オリンピック開催が決定されたことを受けて開催が計画されましたが、その後札幌市の交通環境の改善や国際化など、知名度・利便性の向上に大きく役立った出来事でもありました。