大阪万博記念硬貨の価値と買取価格

大阪万博記念硬貨の価値と詳細

大阪万博記念硬貨とは1970年に開催された日本万国博覧会を記念して発行された記念硬貨です。
種類は100円硬貨の1種類のみで、発行日は1970年3月10日、そして同年7月9日に追加発行も行われました。

葛飾北斎が描いた富嶽三十六景のうち一つである「赤富士」がデザインされ、裏面には万博のマークと地球儀が描かれており、浮世絵をデザインした日本らしいデザインで話題となりました。 素材は銅とニッケルの合金で出来ており、比率は銅750/ニッケル250となっています。

大阪万博記念硬貨(日本万国博覧会記念100円白銅貨)の価値ですが、現在はおよそ1000円前後、買取価格となると200～500円程度というところです。 これは当時の発行枚数が4000万2052枚と多く、現在でもそれほど希少性は上がっていないためです。 現在でも比較的入手しやすい記念硬貨のため、コレクターの初めての記念硬貨としても人気がある記念硬貨です。

しかし、大阪万博記念硬貨は単品でなくセットで販売されたものもあり、そちらは価値が非常に高くなっています。
大阪万博記念貨幣セットはわずか7000個しか発売されなかったために希少価値がとても高く、こちらの価値であれば3～4万円ほどを期待出来ます。
大阪万博記念硬貨は東京オリンピック記念硬貨に次いで日本で2番目に発行された記念硬貨であり、記念貨幣セットとしては初めての発行となりました。

海外に向けて販売されたミントセットも5000円程度の価値があり、買取価格も状態が良ければ2000～3000円は期待できそうです。 こちらは表紙付きでビニールパックに密閉されたセットで、発行数は記念貨貨幣セットよりも少し多く26000部が販売されました。

アジアで初めて開催された国際博覧会である大阪万博は、当時の最大規模で華やかな出来事となりました。 東京オリンピックに次ぐ大規模な国家プロジェクトであった大阪万博は多くの企業や芸術家達が参加し、一部の施設やシステムは万博後に一般的に普及し、私たちの生活を更に豊かなものへと成長させました。