小判の価値と買取価格を知りたいときは?
小判とは別名小判金とも呼ばれ、古金銀の一種で江戸時代に流通した金貨の一種です。
古金銀の価値や種類一覧はこちら
小判と言えば誰もがイメージできるほど有名な古銭であり、小判の価値は古銭の中でも非常に高くなっています。
しかし、小判でも鋳造された時期で10種類に細分化する事ができます。
このページでは各時代の小判の価値や概要、買取価格についてご説明します。
ですが、一つ注意していただきたい事があります。
買取価格に関しては明確な金額は説明しにくい事です。
理由は、各小判の取引価格(価値)の相場は大体検討が付きますが、古銭買取業者の提示する価格は業者によって様々です。
つまり、ここで説明する取引価格(価値)の相場=買取価格ではないという事です。
安心して下さい。
小判の買取価格を簡単に知る方法はあります
なので、まずはそちらの方法から簡単に説明します。
小判の価値の簡単かつ正確な調べ方
小判の正確な価値を知る方法は非常に簡単で、古銭買取業者にメール査定を依頼するだけです
メール査定を依頼するだけで専門家に現在の小判買取価格を査定してもらうことが可能です。
小判は写真があればほぼ確実な査定が可能ですので、メールで相談するのはとても有効な方法です。
素人には小判の種類を見分ける事も困難ですし、小判は状態によってかなり価値が左右するので、 メール査定は価値を知る為に最善の手段です。
そして、メール査定をしても、買取は簡単に断れますのでご安心ください。
小判をメール査定してもらうのにお勧めの業者は次のページを参考にしてください
小判の価値
小判の価値と買取価格
慶長小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1601年~1695年(寛永6年~元禄8年の約94年) |
---|---|
価値 | 1,700,000~1,800,000円 |
素材 | 金86.28%、銀13.20% |
慶長小判は「初代の江戸小判」であり、慶長小判の中でも「江戸座」「京座」「駿河座」等に分類される事がありますが、実態は分類される根拠が薄く、鋳造地に関する分類等は今も解明されていません。 取引価値は非常に高く170万円~180万円程であり、買い取りに関する価格ももちろん非常に高額です! |
元禄小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1695年~1710年(元禄8年~宝永7年の約15年間) |
---|---|
価値 | 1,800,000~2,000,000円 |
素材 | 金56.41%、銀43.19% |
元禄小判は別名「元禄金」や「元治金」とも呼ばれ、慶長小判に次ぐ江戸時代に二番目に通用された金貨です。 江戸時代の小判の中では最も高額で取引が行われる小判の一つで、状態にもよりますが200万円を超える事もあります。 買取価格ももちろん高額ですが贋作も多い為、真贋鑑定はきちっとおこなっておきましょう。 |
宝永小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1710年~1738年(宝永7年~元文3年) |
---|---|
価値 | 700,000~1,000,000円 |
素材 | 金83.40%、銀16.55% |
宝永小判は別名「乾字小判」と呼ばれ、「乾」字が打印されているのが非常に特徴的な元禄小判に次ぐ江戸時代に三番目に通用された金貨です。 綺麗な状態であれば100万円を軽く超える価格で取引され、小判の中でも高い価値を持つ小判です。 |
正徳小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1714年(正徳4年、4ヶ月) |
---|---|
価値 | 2,500,000円 |
素材 | 金85.69%、銀14.25% |
正徳小判は宝永小判に次ぐ、江戸時代に4番目に通用された小判であり、別名「武蔵小判」とも呼ばれています。 武蔵と呼ばれる所以は、慶長金である「武蔵墨書小判」の品位に近い事から呼ばれており、 取引価格は250万円を超える価値をもつ最高額の小判ですので買い取りならば可能な限り相見積もりをとりましょう! |
享保小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1414年~1827年(正徳4年~文政10年) |
---|---|
価値 | 400,000~600,000円 |
素材 | 金86.14%、銀13.55% |
享保小判は正徳小判に次ぐ、江戸時代に5番目に通用された小判で、 正徳時代に鋳造された事から「正徳後期小判」とも呼ばれますが、明確に区別する為にも享保小判とされています。 取引価格は状態の良いもので60万円であり、古銭買取においてもかなり良い値がつく小判です。 |
元文小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1736年~1827年(元文元年~文政10年) |
---|---|
価値 | 130,000~150,000円 |
素材 | 金65.31%、銀34.41% |
元文小判は享保小判に次ぐ江戸時代に6番目に通用された小判であり、「文字小判」とも呼ばれています。後に文政小判の鋳造以降は、区別をする為に「真文小判」や「古文字小判」と呼ばれました。 この時期以降の小判から価値は大きく下がり、取引価格は大体25万前後、買取価格はその5割~7割程度という所です。 |
文政小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1819年~1842年(文政2年~天保13年) |
---|---|
価値 | 170,000~200,000円 |
素材 | 金56.05%、銀43.58% |
文政小判は元文小判に次ぐ、江戸時代に7番目に通用された小判で、別名「新文字小判」、「草文小判」とも呼ばれます。 元文小判と同様に「文」字が打印されていますが、文政小判は文字が草書体であり、これは別名の由来でもあります。 取引価格は20万前と、小判としては見劣りしますが、古銭としてはかなり価値の高い部類です。 |
天保小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1837年~1874年(天保8年~明治7年) |
---|---|
価値 | 170,000~200,000円 |
素材 | 金56.05%、銀43.58% |
文政小判は元文小判に次ぐ、江戸時代に7番目に通用された小判で、別名「新文字小判」、「草文小判」とも呼ばれます。 元文小判と同様に「文」字が打印されていますが、文政小判は文字が草書体であり、これは別名の由来でもあります。 取引価格は20万前と、小判としては見劣りしますが、古銭としてはかなり価値の高い部類です。 |
安政小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1859年~1874年(安政6年~明治7年) |
---|---|
価値 | 500,000~700,000円 |
素材 | 金56.77%、銀43.23% |
安政小判は天保小判に次ぐ江戸時代で9番目に発行された小判であり、「正」字が打印されている事から「正字小判」とも呼ばれています。 鋳造期間が短く、古金銀通用停止により多くが回収されたため現存数は僅かな事から、 江戸後期に鋳造された小判でありながら価値が高く、状態が良ければコレクター間では70万円前後で取引が行われます。 |
万延小判の価値と買取価格
発行年度~通用期間 | 1860年~1874年(万延元年~明治7年) |
---|---|
価値 | 60,000~120,000円 |
素材 | 金57.25%、銀42.35% |
万延小判は江戸時代で最後に鋳造された小判であり、安政小判に次いで鋳造された小判です。 別名「新小判」や「雛小判」とも呼ばれ、安政小判同様鋳造期間は短期間かつ現存する量も少数です。 江戸に発行された小判の中で圧倒的に量目が低い事もあり、取引価格は12万前後と小判の中では最も価値が低く買取価格も同様です。 |