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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]日経新春杯 グローリー鋭脚ラスト伸びて2馬身先着

2019年1月10日 紙面から

蓑島を背に、ウッドチップコースでブショウと併せて追われるグローリーヴェイズ(手前)=美浦で

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 今週は東西で3重賞。栗東、美浦の両トレセンで追い切りが行われ、「第66回日経新春杯」(GII・13日・京都・芝2400メートル)では重賞初制覇を目指すグローリーヴェイズが、美浦Wで力強い動きを披露して先着でフィニッシュ。菊花賞5着以来3カ月ぶりの実戦となるものの、好走実績のある京都で重賞初Vを決めたい。「第59回京成杯」(GIII・14日・中山・芝2000メートル)と「第35回フェアリーS」(GIII・12日・中山・芝1600メートル)は東の名門、藤沢和厩舎勢が好気配。京成杯ではランフォザローゼスが美浦Wで余裕の同入。フェアリーSではコントラチェックが美浦Wで併走遅れも軽快に動いた。

◆先週より素軽い

 グローリーヴェイズは、蓑島(レースはM・デムーロ)がまたがり、美浦Wで僚馬ブショウ(4歳500万)を約3馬身先行させてスタート。伸びやかなフットワークで徐々に間隔を詰めていき、直線で内から馬体を並べ、軽く仕掛けられるとグイッと伸びて2馬身先着した。タイムは4F55秒2-39秒6-12秒8。「先週より素軽くなっていたし、しまいまでしっかりした動きでした」と尾関師は納得の表情で話した。

 先週の時点で馬体重が460キロ台半ばもあり(前走時は448キロ)、成長分を含めてもかなりのプラス体重となりそう。「順調に来ているし、カイバもよく食べて立派になっていますね。体が増えてきたことで、もう一段階成長してくれている」とトレーナーはフィジカル面での進歩を強調。キャリア6戦で一度も掲示板を外していない堅実タイプだが、パワーアップしたことで決め手に磨きがかかってきそうだ。

◆初のタイトルを

 京都コースはきさらぎ賞2着と好相性。菊花賞(5着)も、大外枠の不利を考慮すれば評価していいだろう。2戦ぶりのコンビとなるM・デムーロは、昨年12月にチャンピオンズC、朝日杯FS、ホープフルSとJRA・GIを3勝。最後は東京大賞典も制して絶好調だ。ハンデの55キロも「妥当なところでしょう」と師はうなずく。ここで重賞初タイトルを手中に収め、大目標である「天皇賞・春」(GI・4月28日・京都・芝3200メートル)へ向けて力強く前進する。 (美浦取材班)

 

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