廃道になった後はどうなるのか
この道が廃道になってから2日後まで見に行ったけど、まだアスファルトをひっぺがすところまでは行かないようだった。そりゃそうか。
一般的に、再開発に伴って廃道になったあとのようすってどんななのか。料理番組の「こちらが一晩寝かせたものです」にならって、すでに再開発が終わった別の場所を見に行くことにしよう。
2013年から2014年にかけて、日本橋高島屋の新館建設を含む一帯の再開発に伴って一本の道が廃道になった。
すごい光景でしょう。奥には「みどり」と書かれたスナックが見える。昭和の路地だ。
この道には当時「廃道反対」の看板も出ていた。お店の移転先などがうまく見つからない人たちもいたんだと思う。
それがいまどうなったか。
まずは遠巻きに見てみる。さっきのスナックの路地は矢印のあたりにあったはずだ。跡形もない予感がする。
それでも、だいたいこのへんだったはずだという場所を見つけて、同じようなアングルで写真を撮ってみた。
比較のために廃道前の写真をもう一度。
なるほどなるほどー。
松坂屋新館の中にスナックが残るのもむずかしそうだし、そりゃこうなるよねという感じか。
その一方、この場所で生まれ変わった道もある。
ここが今ではこんなふうになっている。
あら素敵。
もともと車道だった道が歩道になり、歩きやすくなった。それに屋根もできた。
廃道になった場所は、もともとどこに道があったか分からないようになる。でも新しく生まれ変わる道もある。渋谷のあそこもきっと同じようなんじゃないかと思う。
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