廃道になるけど歩行者は通れる道があった
線路沿いの道は、確かに廃道になって車は通れないんだけど、歩行者だけは通れるようになっていた。
足元にある二本の赤い棒(ガイドポスト)が、車の侵入をいちおう防いでいる。ここも分かりやすいように色をつけてみた。
先日、「ここ通れなくなるの? どうしよう〜!」と言っている人を見かけた。「廃道のお知らせ」という看板にはたしかにここが廃道になるとあるからだ。
でもそれは誤解だったのだ。通れないのは車だけ。駅への通り道として使う人が多いから歩けるようにしたんだろう。
再開発後は、この真上の高いところにデッキができてそこを歩けるようになる予定のようだ。その高さのまま線路を超えて反対側にも行けるらしい。すごい。
その奥には、まだ営業中の美容院があった。落書きされ放題のシャッター通りのなか、ここだけがまだ気を張っていてすごい。エクステ付け放題。
この前の道が人だけは通れるということから、まだ行けるとふんでいるのだろうか。応援したくなる。
ところで、再開発でどんな建物ができるかについては、イメージ図が公開されている。隣にある文化総合センター大和田という建物から見た図だ。
なので、実際にこれを持って行って文化センターから同じようなアングルで見てみた。
おお。そこそこ面白い感じになった。分かりやすいかどうかは置いておいて、なんとなくこういう高さの建物が立つのか、という感じはつかめる気がする。
夜になると工事関係者を含めて誰もいなくなるので、渋谷駅徒歩3分とは思えないもの寂しさがある。
この道自体はなくなるけど、ここが都道補助18号線として生まれ変わるんだと思うと不思議だ。
坂の上から見下ろすとこんな風景。この木造家屋のあたりは、坂の上へつながる歩行者用のデッキなどになる想定のようだ。
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