社会人野球、西濃運輸(岐阜)の阪本一成監督(42)が9日、名古屋市の中日スポーツ総局を訪れ、都市対抗を制した2014年以来の日本一奪還を新年の目標に掲げた。
新人5人を主力級に抜てきした昨年は都市対抗、日本選手権の2大大会にダブル出場した。だが、都市対抗は初戦で敗退。阪本監督は「全国で勝てるチームを作りたい」と、2月11日から始まる和歌山キャンプでは厳しい練習を課す計画だ。
中堅、ベテランの6人が引退し、チームは30代が2人だけに若返る。投手陣は3年目を迎えるエース・堀田と4年目の嶽野が軸。ドラフト解禁となる2年目右腕、小久保は先発、リリーフでフル回転が見込まれる。
新人はドラフト候補にも挙がった東日本国際大のサイド右腕・船迫(ふなばさま)や、中日・鈴木翔の弟である静岡産大の好右腕・鈴木彩ら6人が加入。小森紳司部長は「1年間、戦う力を付けてほしい」と期待を寄せた。 (麻生和男)