2015年10月30日

日本に憧れる外国人たち

日本という国は、外国人、特に西洋人にとっては非常に興味深い国らしい。稀有な歴史と文化を持ち、道徳心と倫理観を失わずに、素晴らしい経済規模と生活水準に発展した国である。日本人は清らかで美しい心を失ったという声も聞かれるが、諸外国に比べれば依然として非常に高い民度を維持している。

私がよく聴くアーティストでも、日本に魅せられた人が何人かいるようだ。例えば、米国のポーター・ロビンソンである。彼は自分の音楽のいくつかに日本の要素を取り入れている。Wikipediaには、彼は日本のゲームやアニメをきっかけに作曲を始めたという記述もある。

彼の音楽「Flicker」では、PVに日本の列車から見える風景を映し出し、歌詞には「私はちょうど何が重要か」という日本語を何度も取り入れている。洋楽にもかかわらずである。

【ポーター・ロビンソンの「Flicker」のPV】
Porter Robinson_Flicker.jpg

また、英国のバンド、クリーン・バンディットは、「Rather Be」という音楽のPVを築地や渋谷などで撮影している。また、歌詞は英語であるものの、よく聞くと「With every step we take, Kyoto to the Bay.」(私たちが歩む一歩一歩は、京都からあの海へ続いている。)という言葉が出てくる。何の前触れもなく突然「京都」という単語が出てくるところが驚きだが、要するに、この歌詞全体は日本を指しているということだろう。そして、彼らには日本に対する好意が感じられる。実際、このPVはメンバーの一人が日本を旅行したことがあり、いつか築地で撮影したいと思っていたことから実現したんだそうだ。

【クリーン・バンディットの「Rather Be」のPV】
Clean Bandit_Rather Be ft. Jess Glynne.jpg

ところで話は変わるが、私はこれまでの前世で日本に生まれたことはないと確信している。理由はいろいろあるが、私は自分の前世について常に考察しており、スピリチュアル的にもそれらしき感情や気づきが見当たらないというのが簡単な理由である。

しかし、少なくとも今回の人生で私は日本に生まれた。おそらくこれは私にとって初めての経験で、非常に貴重な人生の一つになるだろう。生まれ変わりのプロセスはよくわからないが、今のところ可能性が高いのは、「経験したことのない人生を経験する」というチェックリスト方式のものだ。もしそうであれば、何かこの人生でやり残したことがないか、よく目を凝らして毎日を過ごさなければならない。

(YouTube)
Porter Robinson - Flicker
Clean Bandit - Rather Be ft. Jess Glynne
(Wikipedia)
ポーター・ロビンソン
クリーン・バンディット


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2015年10月27日

自動書記に対する考察

スピリチュアルな現象の一つに、「自動書記」というものがある。霊能力者チャネラーと呼ばれる人々が、無意識的にペンを動かして書くというものである。これは歴史的には比較的古くからあるものだが、近年ではパソコンでタイピングする自動書記もあるらしい。

例えば、ニール・ドナルド・ウォルシュ「神との対話」や、ヘレン・シャックマン「奇跡のコース」(ACIM)などは自動書記で書かれたものとされている。自動書記で神や高次元の存在につながると、人間の知識だけでは書けない素晴らしい知識を創出することができるというわけである。

私が見る限り、自動書記というのは、科学的に解明できない最も怪しげな能力の一つである。ただ、精神世界のブームが浸透してきた近年では、自動書記に対する理解もやや変化しているように思える。例えば、精神世界に関する理解が全くなかった20~30年前までは、自動書記で高次の意識につながれば、人類の偉大な問いに対する回答をも得ることができるというのが多くの人の理解であった。しかし、最近では、文章を書くのに集中することで、自分の意識が研ぎ澄まされ、普段はひらめかないようなインスピレーションが得られるのが自動書記と理解されているのではないだろうか。

ここでは自動書記を、「自分を客観的に見る意識」として考えてみよう。自分が悩んでいることに対して、会話文で答えが返ってくるかのように文章を書いてみる。

「どうして私の人生はこんなにうまくいかないんでしょうか?」
「九条君、君の人生の一体何がうまくいっていないというのかね?」
「仕事は大変だし、給料もすごく少ないんです。これでは破産してしまいます。」
「君は今まで一度も破産したことなどないではないか。」
「それはそうですが、毎日とても不安なんです。」
「不安は怒りにつながる。あるがままに意識を集中しなさい。」

こんな感じである。やってみると、自動書記につながっていなくてもけっこうまともな会話が書けるものである。(神との対話のパクリっぽいところはある。)これを自分でやってみるとわかるが、つまり、別に自動書記は、“会話文で意識が下りてくる”というものではないらしい。

私はけっこう他人のスピ系のブログを読むが、時々書いてあるのは、意識が高次元の存在につながると、「書くつもりでなかったことが急に出てくる」「書く前にイメージが頭に浮かぶ」「書いていいことか悪いことかがすぐわかる」というようなものである。これなら便利だし、私にも時々ある。しかし、これらは自動書記と呼ぶにはやや貧弱だと思う。

大体、こういったものを自動書記と呼んでしまうのなら、私はいつも自動書記でブログを書いていると言える。すなわち、私の場合は非常に集中すると、アイディアが次々と生まれ、文章にキレが出てくるが、これは誰にでもあることだと思う。また、私が意識を研ぎ澄ませた状態でPCに向かっていると、普段考えもしないインスピレーションが生まれることはあるが、自分が全く知らない知識が何者かによって授けられることはない。要するに、自動書記は脳内の家庭教師ではないのである。(知らないことは教えてくれないということ。)

基本的に、ここ最近のスピリチュアルな考え方では、守護霊などの高次元の存在からのメッセージは、自分の人格が向上しないと受け取れないというのが主流だ。そういう意味では自動書記も決して例外ではなく、人のためになろうという強い意志や、感謝の気持ちがなければ、自動書記という形では現れてこないのかもしれない。

だったら、私の場合は自動書記ではなく、もっと現実的に良い文章を書くスキルを身につける努力をすべきだろう。

(Wikipedia)
オートマティスム
神との対話
ACIM


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2015年10月24日

月経前症候群(PMS)とホルモンについて

私は男なのであまり気にしたことがなかったが、女性には月経の周期とともに身体や精神に影響を及ぼす月経前症候群(PMS)という疾患がある。この疾患は女性にはごく一般的なものだが、人によっては月経の1~2週間前から下記の症状のいくつが強く出る場合があり、注意が必要だという。

【月経前症候群(PMS)の症状(一部)】
・頭痛、肩こり
・イライラする
・胸が痛む・張る
・便秘、下痢
・不眠、過眠

こうした症状について、私はおぼろげながら知ってはいたが、男の私には直接関係がなく、これに対する対処法を積極的に論じるのもどうかと思ったので、これまでの記事で扱ったことはなかった。ただ、女性の場合は、こうした月経前症候群(PMS)で現れる身体症状以外にも、体内に存在するホルモンの構成上、一か月に何度も精神的な変化が現れる傾向があると知り、少し興味を持ったのである。

女性が生理前にイライラするというのはよく聞く話である。女性が生理前にこのような精神症状を表すのは、ホルモンと呼ばれる体内物質の働きが影響している。面白いことに、女性は男性と異なり、一か月で4回性格が変わると言われる。それは、女性の精神に影響する4つのホルモンのせいなのである。

【女性の精神に影響するホルモン】
・エストロゲン
・プロゲステロン
・オキシトシン
・テストステロン

女性の体内では、生理が始まるまでの約4週間の間にこれらのホルモンが別々に分泌量を変え、精神に影響するため、突然イライラしたり、悲しくなったりと次々と性格が変わったように見えるらしい。

男性の場合は、これらの4つのホルモンのうち、テストステロンしか分泌されない。しかも、女性のように分泌量が増減しないため、安定した精神状態を保つことができる。そのため、なかなか女性のような難しい心を理解できず、女性のことを「面倒くさい」「性格がコロコロ変わる」と思う原因になっているようだ。(これは残念だが、事実なので仕方がない。)

このように、男性と女性が関わる際には、女性に対する理解を深めることが必要である。基本的に、現在の日本ではこのような性教育が徹底されておらず、女性のホルモンバランスのことを理解できていない男性が多いと思われる。そうなると、女性の身体に対して無知な男性が、女性のことを理解できず、妙な偏見にもつながりかねない。男女がよりスムーズに社会で共生するため、このような性の違いを学べるような取り組みが必要だろう。

(参考)
女社会はなぜ陰湿なのか
女性ホルモンについて


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posted by 良源 at 00:00| 疾病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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