【過去問題】
歯痛にジクロフェナクナトリウムを投与した。該当する薬物療法はどれか。

a 原因療法
b 対症療法
c 補充療法
d 予防療法

第26回 歯科衛生士国家試験より
午後 問題14

シカカラ過去問解説

<正解>
b

薬物療法の種類は目的により分けられる。
原因療法は病気の原因を除く療法であり抗菌薬抗がん剤、中毒に対する解毒薬などがある。
対症療法は炎症、疼痛、発熱などの症状を抑えて生体の負担を軽減し治癒力を高める療法である。
補充療法はビタミン、ホルモン、ミネラルなどの不足を補う療法であり、予防療法はワクチンなどにより発症を予防する療法である。
非ステロイド性抗炎症薬であるジクロフェナクナトリウムは抗炎症、解熱、鎮痛などの作用があり症状を軽減する対症療法である。