【過去問題】
小児と障害者が対象の歯科診療で、写真や絵カードなどを応用する行動調整法はどれか

a カウント法
b TEACCH法
c シェイピング法
d フラッディング法

第27回 歯科衛生士国家試験より
午後 問題61

シカカラ過去問解説

<正解>
b

行動調整法は、小児や障害のある患者の非協力的な行動を適切な行動へ導く方法として用いられる。

  • TEACCH(Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped Children)法
    …主に自閉症やそれに関連するコミュニケーション能力に障害を有する小児に用いられる包括的な援助システムで、治療器具の使い方や治療の意味や手順をわかりやすく示す写真や絵カードを用いる方法。
  • カウント法…あらかじめ約束した時間をカウントしながら体験させる方法
  • シェイピング法…目標となる行動を段階的にスモールステップに分けて設定し、1つずつステップアップしながら目標行動ができるようにする方法。
  • フラッディング法…いくら説明しても不安や恐怖を克服できない場合に、大量の恐怖刺激に患者を直面させ、強引に体験させて恐怖を解消させる方法である。