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【芸能・社会】

<BOYS AND MEN いざ見参!! 1.14名古屋夢祭り> (中)成り上がれ!名古屋から全国制覇へ

2019年1月9日 紙面から

ナゴヤドームでの単独ライブについて話すBOYS AND MENの(左から)勇翔、吉原雅斗、水野勝、田村侑久、小林豊

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ナゴヤドームでの単独ライブについて話すBOYS AND MENの(左から)辻本達規、平松賢人、土田拓海、本田剛文、田中俊介

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 14日に初のナゴヤドーム単独公演を開催する名古屋発のダンス&ボーカルグループ「BOYS AND MEN」の軌跡をたどる連載企画。2回目は、地道な努力で知名度を上げ、2015年2月に初の日本ガイシホール公演を成功させたボイメンが、「全国制覇」を目標に日本武道館公演や47都道府県ツアーなどをへて、夢舞台への切符をつかむまでの物語-。 (取材・構成=江川悠)

◆冠番組でノルマ

 結成から鳴かず飛ばずが続いたボイメンだったが、14年4月、中京テレビで始まった初の冠レギュラー番組「ボイメン☆騎士」が活路を開く。同番組では1年後に東海地区最大のアリーナ施設・日本ガイシホール(名古屋市)で単独ライブ開催という、ノルマに近い目標が掲げられた。

 本田剛文(26)「番組始まったころは、150人規模の小さな会場で定期イベントをやっていましたが『1年後に1万人集める』という目標ができて、尻に火が付いた感じでした」

 定期公演やCDのリリースイベントで積極的にファンと交流し、地道なチラシ配りも行った。番組との連動企画ということもあり、知名度はグングン上昇。そして迎えた15年2月28日、日本ガイシホールは1万人の客でぎっしり埋まった。

 吉原雅斗(24)「リハで会場に着いてステージ見たとき、みんな泣きましたね。それだけ過酷な1年だった。360度のセンターステージを組んでいただいて、こんなにお客さん来てくれるんだと」

 辻本達規(27)「1年、もがきつづけてようやく(チケットが)完売したところが一番感動というか、ずっと無理なことに挑戦し続けた。(客席が)埋まるの?って、ファンの方ですら思っていましたからね」

◆オリコンで1位

 東海地区で1つのハードルをクリアしたメンバーは16年初頭、1年後に日本武道館で単独コンサートを開催することを発表し「全国制覇」という目標を掲げた。グループも勢いづき、16年1月発売のシングル「BOYMEN NINJA」で初のオリコン1位を獲得。2月発売の「Wanna be!」で2作連続の首位を達成した。

 土田拓海(27)「オリコン1位をとると、全国区の番組で(結果が)流れる。それが大きかったなと思います」

 年末には「第58回日本レコード大賞」で新人賞を受賞。翌17年1月の武道館公演も大盛況に終わった。その後、メンバーが5人ずつに分かれ、約3カ月で47都道府県すべてを回るツアーを決行。全国制覇への種まきだ。

 勇翔(25)「僕は地元の長野にがい旋しました。僕が友達のライブを見に行った会場だったので『俺ここでやっているんだ!』って。うれしかったです」

◆勝利の男神

 昨年2月にナゴヤドーム公演の開催を発表すると追い風も吹いた。東海テレビの野球中継番組の副音声をボイメンが担当した試合は4月から7月まで6戦連続で中日が勝利。「勝利の“男神”」としてドラゴンズファンからも愛されるようになった。

 さあ、夢舞台まであと5日-。

 

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