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邑知潟 コハクチョウ減る 4日2610羽→6日2237羽

ハクチョウの100メートル以内に近づかないよう注意を呼び掛ける看板=羽咋市南潟町で

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撮影者を警戒? 関係者「離れて観察を」

 羽咋市の邑知潟周辺で越冬しているコハクチョウの数が、年始から数日で四百羽減少したことが分かった。例年なら増加する時期で、市白鳥の里推進協議会の沢田隆さん(70)は、飛び立つ瞬間を狙おうとするカメラマンが不用意に近づいたことも影響したとみており「百メートルは離れて観察してほしい」と求めている。(林修史)

 沢田さんによると、昨年十二月二十五日に二千四百七十四羽いたコハクチョウは、一月四日に百三十六羽増加し二千六百十羽に。ところが、六日には四百羽近く減少し、二千二百三十七羽となっていた。昨季の最盛期、一月中旬ごろは、四千羽近くいた。四日に、二十~三十人のカメラマンを目撃していることから「警戒心の強いコハクチョウが逃げてしまったのでは」と推察している。

 協議会は今季、白鳥の半径百メートルには入らないよう呼び掛ける案内板を一カ所に設置した。周囲には、邑知潟土地改良区が設置した立ち入り禁止の看板もあるが、十分に知られていないとみられる。

 沢田さんは「ハクチョウを取り上げて観光誘客しているところ。初めて来る人も多いと思うが、近づき過ぎないよう気を付けて、優しく見守ってほしい」と話している。

 

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