挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
魔導具師ダリヤはうつむかない 作者:甘岸久弥
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
181/181

180.おやすみなさい、よい夢を

 神殿に行き、変わらず吐いていたイルマの手に、『吸魔の腕輪』を付ける。

 残念ながら見た目に劇的な変化はなく、しばらくは様子を見るしかない。


 吐き気が止まったというイルマは、ポーションを飲んで、倒れるように眠りについた。

 具合が悪くなったのかと慌てたが、神官から『魔力が安定し、熟睡できるようになったのでしょう』と説明され、ほっとして部屋を出た。


 自分が部屋にいる間に、『明後日、イルマへ完全治癒魔法をかける』という使いがヴォルフに来ていた。

 そちらにも安心し、その後に再度、お見舞いと確認に来ることにする。


 何かあればいつでも連絡をくれるようマルチェラに願い、ダリヤはヴォルフと共に神殿を出た。


 このまま眠りたいところだが、食事をしないと眠れないほどに空腹だ。

 朝はほとんど食べず、昼は断り、今は夕暮れ間近である。

 馬車の中で、互いのお腹が同時に鳴ったときには、恥ずかしさも飛んで笑い合ってしまった。


 途中で馬車を下りたヴォルフが、屋台で食料を買ってきてくれた。

 塔に戻ると、屋台のホットサンドとクレープ、カットフルーツと共に、ストックしてあったスープを温めて夕食とする。

 空腹と疲れから、珍しく会話の少ない食事となった。


 夕食を終えたとき、塔の門のベルが鳴った。

 窓から見れば、止まっているのはスカルファロット家の馬車である。

 ヴォルフが出て、御者から黒の大きな木箱を受け取って戻って来た。


「兄から腕輪の完成のお祝いだって。この前と同じ『スカルラットエルバ』」


 黒い木箱の中には、サルビアを巨大化させたような花が入っていた。

 艶やかな白い花は、前回もらったものより数が多いような気がする。


 ヴォルフは花を慣れた手つきでむしり、くるくると巻く。そして、ダリヤ用の盃と、彼用のグラスに透明な蜜の酒を絞り始めた。

 甘ったるい花の香りと、強いアルコールの香りが部屋に濃く漂う。


 前回と同じく、ダリヤはそのままで、ヴォルフは炭酸水で割って、乾杯した。

 蜜のように甘く、それでいて強い酒は、今回もとてもおいしい。

 この酒を贈ってくれたグイードを思い、ヴォルフに問いかける。


「グイード様へのお返し、何にしたらいいでしょうか? 今回もそうですし、本当にいろいろとお世話になっているので……」


 保証人の件に、ヨナスからもらった炎龍ファイヤードラゴンの鱗、イルマへの完全治癒魔法――いろいろとあるが、代価をきちんと払いたい。だが、金銭は受け取らないと言われている。

 もらうものばかりが増えているので、せめて何か物品をと思うが、何がいいかわからない。


「ああ、いつでもいいから、遠征用コンロが二台欲しいって。王城の執務室に置きたいって言ってた」

「まさか、執務室で干物は焼かないですよね?」

「さすがにそれは……ないと思いたい」


 言いきれていない上に、なぜヴォルフは目をそらすのか。

 干物の香りの漂う王城の執務室、移り香のついた衣服に書類――想像するほどにまずい気がする。

 従者のヨナスは、室内での干物焼きを止めないのだろうか。


「もしかして、ヴォルフのお屋敷でも、室内で干物を焼いてます?」

「そっちは大丈夫。調理場近くの二部屋を小型コンロ使用部屋にして、使用人も交代で焼き肉や干物を焼いて食べて試してるから。ほら、食べるようになると匂いもいい感じになって、気にならなくなるし。兄とヨナス先生も、全員で食せばきっとわかりあえると……」

「……そうですか」


 全員で食せばわかりあえるのか、そうか。とてもよい相互理解なのだろう。

 遠征用コンロが四台に、よく効く部屋用消臭剤と服用消臭剤を二ダースセットで贈ろう。ダリヤは心に決めた。


「トビアスは作業料はいらないと。時間分だけでもと言ったんですが断られてしまって」

「呼び名、戻したんだ」

「作業で呼びづらかったので。でも、もうそうそう会うこともないと思います」


 もし、今回のような魔導具制作がまたあれば別だが。こんなことは滅多にないだろう。


「あと、オズヴァルド先生が蠍酒スコルピオ一ダースと材料費、あとは大型魔導具制作のときの助手をとおっしゃって、作業料をお支払いしていないんです。おいおい作業で返すにしても、その前に何かお送りしたいのですが、思いつくものがなくて」

「確かにオズヴァルドは、何が欲しいのかわからないね」

「イヴァーノに相談してみます」


 なお、このしばらく後、イヴァーノがオズヴァルドへ、大量の森大蛇フォレストラスネイクの干物を贈ることになるのだが、ダリヤは知らない話となる。



 ・・・・・・・



「腕輪の付与、かなり大変だった?」

「ええ。でも、勉強になりました。オズヴァルド先生の魔力制御が一番すごかったです。繊細で早くて、正確さは父より上かもしれません。私はトビアスに助けてもらってどうにかでしたので、明日から魔力制御のやり直しです」


 ヴォルフの問いに答え、ダリヤは腕輪作りについて話し始める。

 そのいきいきとした横顔に、どうにも気にかかることがあった。


「オルランドと一緒に仕事ができなくなって、ダリヤは後悔してない?」

「少し残念なのはありますけど、私は今の方が楽しいですから。心配しなくても大丈夫です」


 ダリヤの口癖は『大丈夫』だ。

 自分には、大丈夫だ、平気だとしか、きっと言わない。

 未練も痛みもないふりで、傷は内にきっと隠している。

 そう思った瞬間、いらぬ言葉が口をついて出た。


「でも、ダリヤは、彼が『好きだった』と……」

「え? そんなこと……あ! 盗聴防止の魔導具って、音を所々飛ばすから、そこだけ聞こえたんですね。違いますから! 魔力の色の話ですから!」


 ダリヤが両手を動かし、懸命に否定する。

 ヴォルフはそれに少しだけ安堵し、聞き返した。


「魔力の色って?」

「トビアスが防水布に付与するとき、布の表面が青になってから、虹色に光るんです。それが雨上がりの青空みたいで、きれいで、好きだったという話で……人についての話じゃないです」

「そういう話か。すまない、その、君がまだ引きずっていたのかと……」

「兄弟子で、仕事仲間です。今日はその話もしてきたんです。それに、ヴォルフには前にも言ったじゃないですか、『全然』って」

「……そうだった」


 自分達が再会し、たまたまあの二人とも会ったとき、ヴォルフはダリヤに尋ねたのを思い出した。

 ふと思いつき、あのときと同じく、確認するように尋ねる。


「未練は?」

「全然」


 ダリヤはあの日と同じように即答した。


 その後、今日の作業部屋でのことを聞いた。

 ダリヤは自分が尋ねたことに、ひとつも言い淀まずに答えてくれた。

 ざらりとしていた気持ちは、流水に流されるようにきれいになくなった。


 だが、話し終えたとき、彼女の方が少し険しい顔をしていた。


「大体、父もトビアスもイヴァーノさんも、守ろうとしてくれるのはありがたいと思いますけど、私ってそんなに弱いですか? 背中にかばわなきゃいけないくらい」

「弱くはないよ、ダリヤは充分強い。ただ男っていうのは、前に出て守りたい生き物だから」

「厄介な生き物なんですね。でも、私は隣がいいです。後ろにかばわれるんじゃなく、隣に立ってたいです」


 やっぱりダリヤは強いじゃないか、そう言いかけて、やめる。

 彼女は酒の肴としてか、リンゴの薄切りを両の指先で持ち、しゃりしゃりとかじり始めた。少しばかり兎っぽい。


「あ、魔導書に、父の手紙がはさんであったんですよ。トビアス宛てでしたけど」

「それ、ダリヤも読んでいたよね?」

「ええ。私のことを頼むっていう感じの内容で、ちょっと感動しかかったんですけど、追伸で何もかもすべてが台無しになりました」

「そんなにひどいことが?」

「……『姿絵は息子への遺産として全部やる。片付けると言って好みのものは隠せ』って。父さんは何を考えていたのかと問いつめたかったです」


 むしろそれは、俺がカルロさんに尋ねたい。

 前回といい今回といい、どんな顔でどんな対応をしていいものかわからない。


「姿絵が遺産とか書かれたら、燃やせなくなるじゃないですか。古本屋に出せばそれなりになるとは聞きましたけど」

「その……古本屋に、運ぼうか?」


 地面一杯に仕掛けられた罠を踏み抜かぬよう、最大限の注意を払いつつ、なんとか尋ねる。


「お願いできますか? もし、どなたかもらってくださる方があったらそちらでもいいです。遺産と呼ぶくらいなので、燃やすよりは供養に……これって、本当に、供養になるのかしら……?」


 遠い目で苦悩し始めたダリヤの盃に、新しい酒を注ぐ。

 罠は踏まなかったようだが、答えに窮するのは変わらない。

 姿絵は後で黙って片付けることにした。


「イルマさん、早くよくなるといいね」


 時間をあけ、話題を変えたところ、ダリヤは笑顔でうなずいた。


「ええ。ヴォルフは実際会ってないから、心配ですよね。でも、イルマは痩せましたけど、すごくしっかりしてて。やっぱりイルマだなって思いました」


 神殿には行ったものの、ヴォルフはベッドで寝間着のイルマを直接は見舞えなかった。

 そのため、神殿にいる間は、ほとんどマルチェラと一緒だった。


「来年が楽しみです。お祝いも考えなくちゃいけませんね」

「うれしそうだね、ダリヤ」

「ええ、魔導具師になってよかったです。商会もあってよかったです。ヴォルフと一緒に、イルマが助けられたから、うれしいです」


 ダリヤの単調になってきた口調で、酔いが回り始めているのはわかった。

 だが、あまりにおいしそうに飲むのにつられ、また新しい花を盃に絞り入れる。


「マルチェラ一家三人の幸福な前途を祈って、乾杯」

「三人の幸福な前途を祈って、乾杯……」


 何度目かの乾杯の後、ダリヤが自分をじっと見る。

 その明るい緑の目が急激に陰り、ちょっとだけ泣きそうに見えた。


「ダリヤ?」

「……ヴォルフ、私より長生きしてください」


 その言葉に、持っていたグラスを滑り落としそうになった。

 中身のまだあるそれを注意してテーブルに置き、まだ見ている彼女に聞き返す。


「長生きって、いきなり何?」

「私より長生きしてください、ヴォルフ」

「俺はダリヤより一応年上なんだけど? 順番から言うと俺の方が先じゃないかな」


 ダリヤがどうしてこんなことを言い出したのかがわからない。

 もしや赤鎧スカーレットアーマーのことかとも思ったが、彼女の次の言葉でさらに迷うことになった。


「私の方が中身は年上なんです」

「それって、俺の中身が子供っぽいってこと?」

「……とにかく、私の方がずーっと、年上なんです。だから、ヴォルフは長生きするんです。私より長生きしないとだめなんです」


 どうやらダリヤが悪酔いしたらしい。辻褄の合わぬことを、諭すような口調でくり返している。

 ヴォルフは苦笑しつつ、根負けして答えた。


「……君が望むなら、そうするよ」

「よかった!」


 とても満足げにうなずいた彼女は、ソファーに横座りになり、頭を背もたれにこてんとつけた。

 目を閉じ、そのままカラの盃を持って動かなくなる。


「ダリヤ……?」


 返事はなく、返ってくるのはすやすやという寝息だけ。

 考えてみれば今朝二時間ほど眠っただけで、一昨日もろくに寝ていない。


 自分のように遠征で浅い眠りに慣れているならばともかく、普通に考えれば辛いだろう。しかも、魔力を大量に使っているのだ。

 そこにこの強い酒である。眠くもなるだろう。

 おいしそうに飲んでいたので、つい注ぎ足してしまったことを反省する。


 しかし、一人がけのソファーで斜めになって眠る彼女を、どうしたものか。

 起こすのもためらわれ、ヴォルフはしばらくその寝顔を見る。


 どこかあどけなく見える寝顔は、あまりにも無防備だ。

 自分はまるで警戒されていないらしい。


「……警戒?」


 頭の中に出た単語を声に出し、ヴォルフは笑ってしまう。


 警戒も意識もいらない、それが自分への信頼ならばそれでいい。

 友人達には、付き合いがおかしいとか、初等学院以下と言われることもあるがかまわない。

 本音で話し、素でいられる友達のありがたさを、自分は嫌というほどよく知った。

 今のまま、隣で笑い合えるならそれでいい。


 ダリヤをそっと抱き上げ、三人がけのソファーに移動する。

 今朝借りた毛布はすでに片付けられていたので、近くにあった膝掛けをかけた。

 彼女がソファーから落ちた話も聞いていたので、テーブルをどけると、向かいの一人がけのソファーを全部移動させる。

 ソファーの群れは、ちょっとしたベッドのような状態になった。これならダリヤが寝返りをうっても落ちないだろう。


 ごそごそと動いている間も、ダリヤはまるで起きる気配はない。

 完全に安心しきった寝顔だ。

 柔らかそうな白い頬、そこにかかる乱れ髪を直そうと手を伸ばし、触れる寸前で止めた。


「……俺も酔ってるな」


 ヴォルフは両手で頬を叩く。

 軽く叩いたつもりだが、なかなかにいい音がした。


 戸締まりの心配はない。緑の塔は、二つの鍵があるようなものだ。

 門を開けられるのは登録者だけ、門を閉めて出れば、ドアの鍵をかけなくても問題ない――ダリヤにそう聞かされたこともある。

 むしろ、今日は酔った自分がここにいる方が問題がありそうだ。


「……おやすみ」


 何気なく言った自分の声に、不意に思い出す。


 最初にダリヤと食事に行ったとき、彼女が言った『おやすみなさい、よい夢を』

 それはこの国で家族や友人に寝る前に言う、当たり前の言葉だ。


 けれど、それを自分は十年以上言われたことがなく、言ったこともなかった。

 隊や兵舎の仲間には『お疲れ』『先に休む』で済んだし、屋敷では『おやすみなさいませ』と言われるだけだった。

 だからあのとき、ダリヤに言われた温かさに、とても驚いた。


 ダリヤと出会った日から、母の死の悪夢を一度も見ていない。

 願わくばダリヤにも、悪い夢を見ないでほしい。

 彼女が見るという、誰にも助けを求められずに一人で死ぬ夢など、二度と見せたくはない。いいや、他のどんな悪夢も見せたくはない。


 膝掛けはダリヤの体を覆うには少しばかり小さい。

 ヴォルフは膝掛けを少し下にずらし、自分の上着でダリヤの肩を覆った。

 幸い、今日はそれほど冷えない。これで風邪をひくことはないだろう。


「ダリヤ、おやすみなさい、よい夢を……」


 祈るようなささやきは、眠るダリヤの耳に届いたか、届かなかったか。


 ふわりと笑ったような寝顔に満足し、ヴォルフはそっと部屋を出た。


(年末年始休み更新はここまで、明日より不定期更新となります。

 2019/01/08の活動報告に不定期更新のお知らせとご連絡の御礼をアップしました)

お読み頂いてありがとうございます。おかげさまで書籍化となりました。
書籍「魔導具師ダリヤはうつむかない 1」(MFブックス様 10月25日発売)
どうぞよろしくお願いします。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

ドロップ!! ~香りの令嬢物語~

【本編完結済】 生死の境をさまよった3歳の時、コーデリアは自分が前世でプレイしたゲームに出てくる高飛車な令嬢に転生している事に気付いてしまう。王子に恋する令嬢に//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全116部分)
  • 4954 user
  • 最終掲載日:2018/12/03 00:00
王女殿下はお怒りのようです<WEB版>

戦乱の世に生きて死んだ最強魔術師の王女が、太平の世に無能の公爵令嬢として転生。 どうやら周囲の人間にも家族にも嫌われているというかなり詰んだ状況にあるらしく、加//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全75部分)
  • 4240 user
  • 最終掲載日:2019/01/04 22:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 4718 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 4082 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
魔導師は平凡を望む

ある日、唐突に異世界トリップを体験した香坂御月。彼女はオタク故に順応も早かった。仕方が無いので魔導師として生活中。 本来の世界の知識と言語の自動翻訳という恩恵を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全399部分)
  • 4296 user
  • 最終掲載日:2019/01/09 07:00
謙虚、堅実をモットーに生きております!

小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。 私に割り//

  • 現実世界〔恋愛〕
  • 連載(全299部分)
  • 5619 user
  • 最終掲載日:2017/10/20 18:39
生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい

エンダルジア王国は、「魔の森」のスタンピードによって滅びた。 錬金術師のマリエラは、『仮死の魔法陣』のおかげで難を逃れるが、ちょっとしたうっかりから、目覚めたの//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全221部分)
  • 5598 user
  • 最終掲載日:2018/12/29 20:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 4619 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03
最強の鑑定士って誰のこと?~満腹ごはんで異世界生活~

★カドカワBOOKSさんより、1~5巻発売中。電子書籍もあります。よろしくお願いします。 ★コミカライズ『B's-LOG COMIC』さんで連載中。『Comic//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全164部分)
  • 4095 user
  • 最終掲載日:2019/01/05 00:02
おかしな転生

 貧しい領地の貧乏貴族の下に、一人の少年が生まれる。次期領主となるべきその少年の名はペイストリー。類まれな才能を持つペイストリーの前世は、将来を約束された菓子職//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全213部分)
  • 4165 user
  • 最終掲載日:2018/12/16 23:29
スキル『台所召喚』はすごい!~異世界でごはん作ってポイントためます~

【2018/9/10発売】カドカワBOOKS様より書籍化。 【2018/9/5コミカライズ】電子雑誌B's-LOG COMIC様にてコミカライズ連載開始。 //

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全65部分)
  • 4318 user
  • 最終掲載日:2019/01/03 00:56
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出したアイリーン。 ここって前世の乙女ゲームの世界ですわよね? ならわたくしは、ヒロインと魔王の戦いに巻き込まれてナレ死予//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全168部分)
  • 3982 user
  • 最終掲載日:2019/01/09 08:30
復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

大学へ向かう途中、突然地面が光り中学の同級生と共に異世界へ召喚されてしまった瑠璃。 国に繁栄をもたらす巫女姫を召喚したつもりが、巻き込まれたそうな。 幸い衣食住//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全105部分)
  • 4304 user
  • 最終掲載日:2018/10/25 22:17
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 5030 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
かわいいコックさん

『花(オトコ)より団子(食い気)』で生きてきたアラサー女が気付いたら子供になって見知らぬ場所に!?己の記憶を振り返ったら衝撃(笑撃?)の出来事が。そしてやっぱり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全100部分)
  • 4496 user
  • 最終掲載日:2018/09/14 00:00
異世界食堂

しばらく不定期連載にします。活動自体は続ける予定です。 洋食のねこや。 オフィス街に程近いちんけな商店街の一角にある、雑居ビルの地下1階。 午前11時から15//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全121部分)
  • 3962 user
  • 最終掲載日:2018/09/15 00:00
聖女の魔力は万能です

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。 だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。 召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全78部分)
  • 6653 user
  • 最終掲載日:2019/01/06 22:09
わたしはふたつめの人生をあるく!

 フィーはデーマンという田舎国家の第一王女だった。  このたび、大国オーストルの国王で容姿端麗、政治手腕完璧、ただひとつ女性に対して冷たいのをのぞけば完璧な氷の//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全192部分)
  • 3961 user
  • 最終掲載日:2018/04/18 21:48
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全348部分)
  • 5289 user
  • 最終掲載日:2019/01/08 00:00
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 5586 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
転生したら乙女ゲーの世界?いえ、魔術を極めるのに忙しいのでそういうのは結構です。

【2019年1月31日、KADOKAWA/エンターブレイン様から2巻発売です!】 「気付いたら銀髪貴族の幼女五歳でした。完全に私tueeeeスタートですね、分//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全187部分)
  • 4579 user
  • 最終掲載日:2019/01/09 00:51
転生王女は今日も旗を叩き折る。

 前世の記憶を持ったまま生まれ変わった先は、乙女ゲームの世界の王女様。 え、ヒロインのライバル役?冗談じゃない。あんな残念過ぎる人達に恋するつもりは、毛頭無い!//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全145部分)
  • 4700 user
  • 最終掲載日:2019/01/07 00:00
今度は絶対に邪魔しませんっ!

異母妹への嫉妬に狂い罪を犯した令嬢ヴィオレットは、牢の中でその罪を心から悔いていた。しかし気が付くと、自らが狂った日──妹と出会ったその日へと時が巻き戻っていた//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全66部分)
  • 4189 user
  • 最終掲載日:2018/12/25 12:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全452部分)
  • 5628 user
  • 最終掲載日:2019/01/07 22:08
転生しまして、現在は侍女でございます。

※アリアンローズから書籍版 1~3巻、絶賛発売中! ※12/12発売の3巻ですが、発売即重版となりました。ありがとうございます! ユリア・フォン・ファンディッ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全220部分)
  • 4434 user
  • 最終掲載日:2019/01/08 00:00
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【一巻 2017/10/30 発売中!】  【二巻 2018/03/05 発売中!】  【三巻 //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全522部分)
  • 4069 user
  • 最終掲載日:2018/12/31 23:44
エノク第二部隊の遠征ごはん

遠征部隊に配属となった衛生兵のメルは、支給される保存食の不味さに悶絶する。 パンは酸っぱく石の如く。干し肉は無味無臭で噛み切れない。 生命の危機を覚えた衛生兵は//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全295部分)
  • 4046 user
  • 最終掲載日:2019/01/05 00:00
転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

 私の前世の記憶が蘇ったのは、祖父経由で婚約破棄を言い渡された瞬間だった。同時にここが好きだった少女漫画の世界で、自分が漫画の主人公に意地悪の限りを尽くす悪役…//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全172部分)
  • 5291 user
  • 最終掲載日:2019/01/01 20:16