目隠し 照れ隠し

ヒロネちゃんblog

2015年08月

戦争 ほうき星

「ほうき星」

波がわたしをさらう
ぼやけた視界
うみ底に沈む

人は夢みて忘れて
愚かな生き物だよね

十年先も百年先も
いつだって一緒って言って
約束するよ
季節はずれの雨に紛れた
わたしの涙を拭って泣いて

気まぐれに光る星は
あなたに似ていなくなりそうで

十年先も百年先も
いつだって一緒って言って
約束してよ
季節はずれの雨に紛れた
あなたの涙を拭って泣いた














19歳の最後につくった歌があります。
戦争を経験していないわたしに戦争のうたをつくろうなんて大それたことが許されるのか、という葛藤から曲作りがはじまりました。
でも、cocoonという演劇を観てから、戦争に対する想いや自分なりの感想が心に生まれ、戦争をテーマにした歌をつくってみようと取り組みました。
曲作りはいつもと変わらず歌詞(言葉)から出来ました。cocoonを観ている最中、ノートに書きだくった言葉を元につくっていきました。
メロディーをつけると一気に安っぽくなってしまったような、安っぽいというか軽くなってしまったような気がしました。
わたしは戦争を経験したことのない平成生まれの19歳で、こんなわたしがいくら戦争や原爆の本を読み映像を観て資料館に行き学んだところで、知ったつもりでしかない気がしていました。曲をつくりだしたはじめは、戦争の情景が浮かぶように…などと考えながら作っていましたが、知ったかぶって戦争らしいうたを書くことがわたしの作るべきうたではないと感じました。そんなのなんにもよくない、と思いました。だから難しい言葉や戦争を思い起こす描写などは入れないことにしました。聴く人が戦争のうたと分かられなくてもいいとおもいました。言葉の意味が多少安っぽくなろうがどう捉えられようがこれが今わたし19歳が戦争にたいして向き合った結果なのです。

戦後70年以上が経過し、戦争体験者の全員が高齢者となりました。わたしは戦争をイメージでしか捉えることが出来ないし、戦争や原爆が起こったということが薄まって風化しつつあるのが現状だと感じています。
修学旅行で原爆資料館に行ったとき、みんなの口にしていた感想が「グロい」だったことがショックだったのを思い出しました。戦争の悲惨さを難しい言葉で表せとは言わないけれど、そんな簡単な言葉で片付けてしまうのは少し悲しかった。せめてそんなグロいだなんて安易な言葉にせず、なにも言わなくていいのに、と思いました。

わたしはこれから戦争のことを知ったつもりで発言するのが一番嫌です、だけど、無知は怖い無責任なことだと思います。ひとりひとりが最低限の知識や自分なりの感想まずは向き合う時間をもうけないと、風化してしまうことだと考えています。本当にそう思っています。だから今こうして、自分なりにほうき星といううたを作ったけれど、わたしが年をとってもっと戦争についての理解を深め更に真剣に向き合うことができたなら、またそのときに自分に出来ることたぶん戦争に関する歌を作ることをするだろうなと思います。何年後何十年後になるかわからないけど、またいつかこうしたテーマのうたというのを真剣に取り組み作ることができたらと思います。
(いつか音源のせるのでちょっとまっててください)

東京と大阪

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無善寺ワンマンのあとも高熱がでたけど、今回も大阪ワンマンが終わって夜光バスで帰ったら38度近くあり、じぶんの身体は燃焼したら熱がでる仕組みなのかな、と考えていました。今後もし1000人キャパとかでワンマンをしたりしたら燃焼しすぎて、熱どころではなく死ぬんじゃないかなと思いました。
とりあえず体力がほしいです。



東京
少女事情のオケが鳴ってステージに駆け上がったときにみえた光景は、きっと1年前くらいにみたあの夢の正夢でした。野澤さんとさいあくななちゃんと二月から用意してきました。ふたりとも、じぶんのことのように取り組んでくれて心強かったです。わたしの活動は、このふたりがいなかったらきっとここまで膨らんでいないからほんとうに感謝です。途中のななちゃんのトークは愛まみれでわたしももらい泣きしそうになったけど、笑って誤魔化してしまいました。数日後、映像で確認してひとりで死ぬほど泣きました。
あっという間にすべてが終わりアンコールを頂いたのですが、出ていったらケーキと花束が用意されていました、クラッカーも生まれてはじめてやってもらいました。
ほんとにリアクションが下手なのでここでもリアクションできず、リアクションできなくてすいません・・・と言ったらみんな笑ってくれました🐨アンコールでは用意していたのですが(笑)「あなたの宇宙、わたしの鬱。」と新曲の「さよならモンスター」を歌いました。
ダブルアンコールまで頂いてしまい、胸一杯でしたが「さみしいキャラメル」を歌いました。1年前にこのうたをつくったとき、こんなにみんながやさしく見守ってくれている光景があるまえでうたう日がくるなんて思えなかったな。小さく望んでいたけど、こんな暗くて弱い光しかはっせないような曲を聴きに集まってくれないしみんなアイドルやバンドの激しいのが好きだし需要ないなあと思っていたので、わたしのうたがそこにあったことが夢のようです。

大阪
喉の調子の悪さ、暑さのせいかくらくら、会場2時間前くらいに大阪はゲリラ豪雨に襲われました。辛いというか悔しくて、薬飲んでのどスプレーして、カテキン緑茶でうがいしてでもどんどん悪化。
そんな中、やさしくほんとやさしく見守って頂き、ライブを終えることができました。
目隠しをうたっているとき、三人くらいの女の子が涙をぬぐっているのが見えました。じぶんの悲しみや寂しさと照らしあわせてくれたのかはわからないけれど、わたしはすごく安心してしまいました。わたしだけじゃないんだ、なんて思ってしまいました。
帰りの物販では、また関西きてください!って言ってもらえて、うれしかったです。じぶんの知らない街で待ってくれる方がいるのが不思議で大阪でワンマンをすることができて夢のようでした。不思議だったなあ。また、行きたいです。


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「きみの死因になりたいな」をとったレコーディングスタジオ


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カロリーメイトのMV撮影風景


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「きみの死因になりたいな」ジャケット別パターン


キーボードひとつ背負って戦ってきたけど、さいきんすこし肩の力を抜いて歌えるようになってきたよ。一時前はすべてじぶんに帰ってきていたから、怖かった。反応も集客も収益もぜんぶひとりの責任で、楽だけど大変だった。そんな中で心に余裕がなかったから、うたをあげてもふぁぼ数や感想のリプや再生回数だけで計ってしまっていて、うたをあげるのも怖かった。けど、全国流通をしてわたしの知らないところで見つけてくれて聴いてくれて、
少しずつ無限大になってきました。わたしはじぶんのライブのステージ空間が宇宙みたいになったらいいなあとおもっています。音楽は未知で無限であってほしくて、ぜんぶ忘れてその時だけは放り出された気分になってもらえたらいいなと思っています。わたしは好きなアーティストのうたを聴くとき、胃の中をかき混ぜられるような不思議な感覚になったし、音楽だけにしか補えないなにかがあると確信したから、わたしのうたもなにかそんな力があるといいなあと思っています。聴いているときだけは、宇宙にいった感じというかじぶんの悲しみは確かにあるけどちっぽけだという孤独感みたいなでも強いやさしさみたいな音楽でありたいです。じぶんのなかで、音楽を聴くということがそういうことだったから、わたしの音楽がみんなにとってそうであってほしいです。(説明下手)



わたしはふつうのことができなかった、みんなみたいになれなかった、考えすぎてしまって生きづらかった。そんなコンプレックスがあります。輪郭が嫌でふつうのポニーテールができないし、卵とチーズが苦手でみんなといっしょにサイゼリヤにいっても食べれるものがあまりなかったり、みんなでわいわいしているなかに馴染めなかったり、好きになってくれたひとを嫌ってみたり、いろいろと欠落していました。
コンプレックスを取り払うためにはじめた弾き語りだったとおもうけどぜんぜんコンプレックスはなくなってなくて、でもでもその代わりに同じコンプレックスを持った人が聴いてくれたりして、わたしはすこし強くなりました。わたしのうたで泣いてくれてありがとう。苦しくてどうしようもできなくて死にたくてでも死にたくなくて、音楽は味方だから、だからうたがあるんだよね。ときどき深夜、部屋で一人でうたってみると苦しかったことを思い出して泣きそうになる。タワレコインストアのとき目隠しでうっかり泣きそうになって堪えるのが大変だった。
ふつうに生きることがむずかしいなんて笑われそうだけどまさにそうで、不器用に生きている。そんなもどかしさや情けなさをうたにしたよ、東京ワンマンから大阪ワンマンまでのあいだで書いたものです。
「ふつう」というタイトルにしました。
ふつうにはなれないけど、生きやすくなったし頑張ろうとおもえるようになったのも弾き語りとそれを支えてくれるファンのかたやレーベルのかた、そして両親のお陰です。
ありがとう。これからもがんばります





「ふつう」
作詞作曲:ヒロネちゃん

https://soundcloud.com/h_apart/sk6waevx4oiw

Twitter

リムーブしてしまって、ごめんね。フォローとフォロワーの数字の差で有名人ぽくなりたいから?とか思われても仕方ないのですが、下のような理由があります。。


SNSは、鬱になる原因なことが多くてとっても苦手です。だからしばらくやめていた次期もあったし、術ノ穴に所属してからは、本人が発信するのがいちばん宣伝力があると言われ頑張って復帰し続けてきたのですが、
日々の中で、なんとなくタイムラインを見ていると、知らないひとの楽しそうな日常、アイドルのライブに行ったこと、今は別のアーティストにはまっていてわたしのライブにはもう来てくれなくなった人とかのいろんな人の毎日がわーって流れてきて、わたしはけっこう真面目にそれを見てしまうほうなので、(流せないんです、、、)よくわからないダメージを受けていたりしていました。
わたしはTwitterが苦手だし、アーティストで少しでも知ってもらえたらという動機がなかったらTwitterなんてしていません。Twitterむいてなくて、、。

100の善意があっても1の悪意が勝ってしまい感情をコントロールできないのは悲しいのですが、わたしの不器用さ故でこうするしかできませんでした。
わたしの音楽を聴いてくださるかたで、この子はフォローしてこの子はしない、みたいなのこそ不公平だと思いだしたら全員リムってしまいました。ごめんなさい。大好きなアーティストとレーベルの方だけタイムラインで見れる状態です。

リムーブしてしまったいま、すこし気持ちが楽になりました。勝手でごめんなさい。これからはマイペースにTwitterしていきます。。ご理解ください(;_;)ほんとにごめんね、、



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