毎年、映画ファンの注目を集める東宝・東映・松竹の邦画大手3社が制作するカレンダー。大御所から注目の若手まで、各社の“推しメン”を知るという意味でも興味深い各社のカレンダーの気になる顔ぶれを紹介したい。
長澤まさみが15年連続で表紙に!
東宝カレンダーの表紙を15年連続で飾るのはもちろん、この人、長澤まさみ。2018年は『嘘を愛する女』『映画ドラえもん のび太の宝島』『50回目のファーストキス』『BLEACH』『銀魂2 掟は破るためにこそある』の5本に出演。2019年も『マスカレード・ホテル』(1月18日公開)『キングダム』(4月19日公開)『コンフィデンスマンJP』(5月17日公開)と出演作が続々と控えていて、映画館のスクリーンでその姿を堪能できそうだ。
「2019年 東宝カレンダー」で長澤まさみと共に注目なのが、今回初登場の広瀬すず。2018年は『ラプラスの魔女』『ちはやふる -結び-』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の3本に出演するなど、若手演技派としてさらなる活躍を見せてくれた彼女。2019年はNHK連続テレビ小説の記念すべき100作目となる「なつぞら」(4月1日放送開始)でヒロインを務めるなど、楽しみな1年となりそうだ。
広瀬すずのほかに加わったのは土屋太鳳、神田沙也加、朝夏まなとの3人。土屋太鳳は2018年も『となりの怪物くん』『春待つ僕ら』など青春ラブストーリーに欠かせない女優となり、神田沙也加は2019年もミュージカルを中心に活動予定。元宝塚歌劇団宙組トップスターの朝夏まなともミュージカルなどで活躍中で、ベテランから若手までバランスのよい顔ぶれとなっている。
「松竹カレンダー2019」には23年ぶりに女優復帰するゴクミも!
映画・演劇で活躍中の女優たちが和服姿で登場する「松竹カレンダー2019」の今年のテーマは“「つなぐ」-輝く明日-”。それぞれを“つなぐ”帯のようなものと女優が写った幻想的なムードも漂う構図が印象的。1月の松坂慶子で始まり、12月は名取裕子で締めるという顔ぶれは毎年恒例だが、『男はつらいよ50 おかえり、寅さん(仮題)』(12月27日公開)で23年ぶりに女優復帰する後藤久美子が加わっているのがうれしい。
ベテランから若手までバラエティに富んだ東映スターカレンダー
「2019東映スターカレンダー」は、“女優だけでなく素敵なおじさまたちの顔も堪能したい!”という人にオススメ。1957年から毎年制作されているという歴史あるカレンダーには、小林稔侍、北大路欣也、舘ひろしという日本映画界の顔でもある大ベテランが登場。
昨年は初めて声優が登場するなど大胆な起用も話題となったが、今年は中川大志、斎藤工、成田凌という若手男優3人が新たに登場。また、“スーパー戦隊”など東映特撮ヒーローとして活躍中の若手も起用されていて、今回は「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」に出演している、元モーニング娘。の工藤遥が新たに加わっている。
東宝・松竹・東映という3社の特徴が一目でわかるという意味でも楽しいので、2019年は映画会社のカレンダーを部屋に飾ってみてはいかがだろうか。