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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]シークレットラン、得意の中山でクラシックへ名乗り

2019年1月8日 紙面から

調教を終え、引きあげるシークレットラン。右は田村調教師=美浦で

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 3カ月後の皐月賞と同じ舞台で行われる「第59回京成杯」(GIII・14日・中山・芝2000メートル)で、シークレットランが初タイトルを狙う。前走で、今回と同じ中山2000メートルをレコード勝ちして2連勝。ここも制してクラシックへ名乗りを上げたい。

 中山芝2000メートルを1分59秒6の2歳コースレコードタイムで勝利。シークレットランが、前走の葉牡丹賞で秘めていた素質を鮮やかに披露した。

 7番人気の低評価ながら、内容は横綱そのもの。後方待機から3コーナー手前で動き出し、大外を回って直線坂下から一気に先頭へ。長く脚を使った好内容だった。

 田村師も「この(走破)時計に自信が持てた。未勝利をやや重で勝って、本来はパワー型だと思っていたが、瞬発力を見せてくれた」といい意味で想定外の走りを見せたことに自信を深めている。

 この中間は福島県のノーザンファーム天栄で調整。1週前は美浦Wでベルキューティ(3歳未勝利)と併せ5F67秒0-38秒1-13秒2をマーク。手応え十分に直線で軽く仕掛けられただけで、1馬身先着した。

 この動きに田村師は「動きはとても良かったと思います。あらかた仕上がっているので、レースの週は微調整で良いと思う」と納得の表情を見せた。

 前走に続いて中山芝2000メートル戦。先には皐月賞を見据える。「皐月賞のころは例年馬場が悪くなるが、そういう馬場にはすごく自信がある。クラシックには余力を持って向かいたい。ここを勝つと、いいローテーションが組める。ここは勝ちたいですし、それだけのものは持っていると思います」と田村師は力を込める。

 中山芝は2戦2勝とコース相性は証明済み。隠し切れない能力の高さで、ライバルたちを圧倒して、クラシック戦線の有力馬の仲間入りをする。 (美浦取材班)

 

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