Wubiで入れている Xubuntu の更新について。

これまで何度かアップグレードをやったが、
14.04への更新がうまく行かなかったので、
最近は、とりあえず12.04に留めていた。
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先日、少し手を加える事で可能だという情報を見つけたのでやってみた。
参考情報
もう少し、早く気づいていれば・・・。

手順としては、
1、通常通りの do-release-upgrade による更新。
2、起動時にオプション書き換え。
3、起動オプションの設定ファイル書き換え。

という事で、まずアップグレード。
時間は掛かるのでとにかく待つ。
ただ、途中設定ファイルの変更について聞かれたりするので
放置して完了とは行かない。

その後、再起動するが、ここで注意。
そのまま Ubuntuを起動すると、
マウント関連のエラーメッセージが出て、行き詰まる。

得られた情報通りに、Grubの設定変更。
ブートメニューで e を押して、オプションを編集。
ro から rw へ変更。
すなわち読みのみから読み書き可能って事やね。
書き換え後は、Ctrl+x か F10 を押す事でOSが起動。

特に問題無く、OSは起動した。
少なくともこれで起動出来ないという問題は消えた。

続いて、このままでは、毎回起動時に変更が必要となってしまうので
大元の設定ファイルを書き換える。
Wubiに関する Grubの設定ファイルは、 /etc/grub.d/10_lupin 。
起動時と同じように ro から rw へ書き換え。
該当部は少し見つけ難いが、すぐ見つかるだろう。

編集後、 update-grub を実行し、変更を反映。

これで、一通り完了。
後は、必要な調整をするだけ。

アップグレードしたかったのは、
Ubuntu SDKが 12.04だとリポジトリ追加でも
新しい物は使えない状況だったというのが理由。
14.04でもリポジトリ追加で新しいパッケージを得る必要がある。

$ sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-sdk-team/ppa
$ sudo apt-get update && sudo apt-get install ubuntu-sdk

Emulator作成。アーキテクチャ2種。名前は任意。
$ sudo ubuntu-emulator create --arch=i386 UbuntuTouchx86
$ sudo ubuntu-emulator create --arch=armhf UbuntuToucharmhf

Qt Creatorの設定 -> Ubuntu -> Clickから
Emulatorのバージョンに合わせて Build Target の追加。

Ubuntu SDKの設定はこのくらいだろうか。
Emulatorの動作まで確認。

ひとまず、 Wubi環境の 12.04を 14.04へ更新が出来たので、
14.10や 15.04くらいまでの更新は様子を見たいなと思う。