「宗門問題」広宣部とは(3)
画像:石田次男氏
広宣部の記事として3回目になります
実は、週明けに広宣部の記事を上げたのですが、かなり脱線してしまったので考え直して削除いたしました。読んで頂いた方のみ知る処でございます(笑)。その辺はまた改めて記事にしていきたいと思いますので、宜しくお願いします。
さて、広宣部の活動を通じて感じていたことは
常に“なぜ?”という疑問がありました。
恐らく他のメンバーも本音では同じであったかと思います。ですが、それを互いに口にすることさえ憚れるような雰囲気もあったと思います。
皆さまご存知のこととは思いますが
ザックリと第二次宗門問題を回想してみましょう。
第二次宗門問題として短期的に見た場合
創価学会側が宗門僧侶に対して綱紀粛正を(僧侶は真面目に質素にやれ!と)促したことに端を発しています。(1990年7月)
その2ヶ月後には、開創700年を祝賀する文化祭が総本山で開催され、翌10月には開創700年の大法要が行われての祝賀ムードなのですが、池田大作はすでに、『弘法もせず我が身を養う欲望ばかり盛んな僧侶を「遊戲雑談のみして、明し暮らさんは法師の皮を著たる畜生なり」だ!』と、会合の度に僧侶の権威を批判をしていました。当初みなさんにとっては、他宗の僧侶に対しての破折と認識していたと思いますが、「宗門の僧侶は」と言わないにしても、聞く人が聞けば明確な宗門批判だったのです。
そしてついに池田大作は
1990年11月16日本部幹部会において、『50周年、敗北の最中だ、裏切られ、叩かれ、私は会長を辞めさせられ、ね。もう宗門から散々やられ』と、「52年度路線問題」につても開き直る発言に及び、明確に宗門批判を始めてしまいます。
「52年度路線問題」とは、池田大作が“在家”主義を展開した問題です。
簡単に言えば、池田自身の本仏路線に繋がることですし、「本尊模刻問題」も含めて、池田大作は会長職を追われる形になります。そのことについて池田大作は『誰一人として、私を守らなかった』と、秋谷会長(当時)を本部幹部会で罵倒していたことはとても強く印象に残りました。
この宗門を批判するスピーチのテープが、宗門側の手に渡ったことにより、「お尋ね」として問題に発展したという流れです。
その当りの年表は、空さんの「サラバ☆創価学会」の試料から最後に時系列で並べておきます。
皆さまも理解している事と思いますが
この52年度路線問題にみられる“在家”主義が、15年の時を経て言葉を変えて会員に浸透していったということですね。「折伏を実践している“在家”信者の創価学会こそ、末法弘通を託された仏意仏勅の団体である」と。しかし蓋を開けてみれば、全てが捏造であったスキャンダル情報に翻弄されて、会員は完全に感情をコントロールされてしまった。当時の会員に“疑う”という選択肢がなかったのは、池田大作のカリスマ的地位が揺るぎない所まで築かれていた事に帰着していると言えます。
一般世間にとっては、とても信じられない事を、池田大作はやってのけたという事ですね。
少し話をそらしますが
大蔵商事のヤミ金での実績を上げた池田大作は、学会の金庫番として組織を牛耳りながら、昭和35年に第三代会長となったものの、それまでの戸田城聖のカリスマ性を借りる事でしか、会長として存在し得なかったことが現実のようです。
ご存知の方も多いと思いますが、戸田城聖から特に信頼を得ていた一番弟子は、28歳で理事職についた石田次男という人物です。そのほか、戸田門下生の青年部には、北条浩・秋谷栄之助・森田一哉・龍年光もいましたし、和泉覚・柏原ヤス・辻武寿を初め、牧口門下の古株も大勢いた訳です。その中で、最終的に池田大作が会長に就任してしまった事は、石田次男を筆頭に、自ら会長になろうなどという“池田大作ほどの野心家”は居なかったということなのでしょう。次期会長を指名しなかった事は、戸田城聖の最大の汚点だったと感じています。
その池田大作は、会長就任の前(昭和34)年に、石田次男を体よく政界(参議院)に送り出す形で、邪魔者を排除してしまいます。そして石田次男は、昭和40年参議院選挙には立候補せず政界を退き、以後、正信会(反学会派正宗僧侶)が結成された際には、在家の立場でありながらも、教学的な支柱として協力する事となります。ちなみに、元公明党委員長の石田幸四郎の実兄でもあり、秋谷栄之助の妻の実兄でもあります。この方が、もし第三代会長になっていたら・・。
私がこのようにブログを書いていたとしても、趣味の楽しい内容だったのかもしれませんね(笑)
石田次男氏
Wikipediaには「創価学会への入会後から1年にも満たない時期に、当時の創価学会会長の戸田城聖から教学面の理解の高さを買われ、『折伏経典』の第一章「生命論」の執筆を命じられた」とあります。
(石田次男→人物)
このように創価学会の歴史を紐解いていくと
池田大作なる人物は、ことごとく邪魔者を悪者に仕立て上げて、徹底して排除してきたという事実があります。個人的には、日蓮も池田大作も超絶なサイコパスと認識しています。個人的な見解ですが間違いないw。
このように第三代会長に就任し権力を勝ち取ったようですが、古株の先輩や同じ青年部の戸田門下生にとっては、当然カリスマ的な存在でも何でもなかったと言えます。逆に言えば、池田大作の就任を期に、15万人が脱会したという記述もあります。ともあれ、創価学会の中枢は、常に主導権争いが存在していて、決して池田大作を中心にまとまった訳ではなかった。もっと言えば派閥によるそれは、昭和50年に発表された、創共協定の経緯と結末にも如実にあらわれる事となります。創共協定を、事実上反故にしたのは秋谷栄之助ですしね。秋谷栄之助は、池田大作からいろんな意味で恨まれていたと思います。
閑話休題、話を戻しますが
既に創価学会の中で、絶対的なカリスマ的存在になった池田大作にとって、宗門に破門されるという事が、想定内であったかどうかは計り知れません。想定内として会員の感情を操作したようにも見えますし、池田大作の感情と勢いに振り回されて、本部執行部が奔走していたようにも感じます。
とにかく結果的には
会員の“心”に、日蓮正宗に対する“嫌悪感”を生み出す事に成功してしまう。
その反面、池田のカリスマ戦略に乗らなかった人達は、冷静に考えて宗門側に移ったとも感じます。その事は、脱会・脱講運動においても、「池田先生は」VS「猊下は」の論戦に終始してしまうほどですからね。
また、広宣部での論戦においても、文献を“都合よく解釈”する事によって、正当性を主張するという事になります。互いに同じ本尊を拝み、同じ文献を持ちながら話が噛み合わない。答えられない事は次会にとなり、どこまでも平行線をたどります。
そのうち双方とも“何やってんだ?”という気持ちもあったと思います。
ここで、ちょっと長くなってしまったので
一旦区切らせて頂きますね。
一旦、CM(笑)
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第二次宗門問題年表
1990.11.16 本部幹部会での宗門批判
1990.12.13 宗門からの「お尋ね」
1990.12.24 宗門への 「お伺い」
1990.12.27 池田大作、 総講頭・大講頭資格喪失
1991.01.01 宗門批判 「地涌」発行
1991.04.25 友人葬の指示
1991.05.25 学会から添書登山に関する「書簡」送付
1991.07.02 登山は末寺申し込みの添書登山へ切り替わる
1991.07.03 谷川桂樹、宗門へ偽書「通諜」への謝罪要求
1991.07.13 池田、葬儀・葬式・戒名という言葉は御書にはないと発言
1991.10.01 阿部日顕猊下への退座要求署名運動の開始
1991.10.21 宗門、創価学会への「通告文」発送
1991.10.23 秋谷「宗門は、『C作戦』を画策していた」発言
1991.11.03 秋谷「謗法の宗門は異端」発言
1991.11.07 宗門、創価学会へ「解散勧告」
1991.11.18 池田「仏法の根幹は『三大秘法』。根本は『本文の本尊』」発言
1991.11.24 野崎「日顕の本尊に問題はない」発言
1991.11.28 宗門、創価学会・SGIを破門
1991.12.02 本部幹部会にて、池田「独立記念日」発言
1991.12.20 宗門、個々の学会員の信徒資格は残っている
1991.12.25「日蓮世界宗創価学会」の商標を出願
1992.01.05 池田「大聖人直結」発言
1992.01.08 本尊授与の無い「会友」運動開始
1992.01.08 学会版の勤行要典、御観念文の制定
1992.02.04 石田次男氏死去(66歳)
1992.04.25 尾崎豊氏死去(25歳)
池田「脱会者を自殺するまで追い詰めろ」発言
1992.06.16 シアトル事件報道開始
1992.08.13 宗門、池田大作の信徒除名処分
1992.11.04 創価新報、日顕芸者写真掲載(捏造)
1992.11.04 創価新報にて芸者写真の掲載
1992.11.12 浄圓寺 日蓮正宗から離脱
1993.05.03 池田、御本尊否定発言
1993.05.05 大聖人直結・血脈不要発言
1993.09.20 聖教新聞「自分で開眼できる」
1993.09.20 カラコピ本尊の制作発表(原価18円w)
1993.11.18 「新・人間革命」連載開始
1994.06.05「日蓮大聖人直結」論の展開
1994.07.21 学会、宗門僧侶交通死亡事故の号外発行
相手トラック運転手は創価学会員
1998.06.18 アメリカ・クロウ裁判、宗門全面勝利確定
1998.06 正本堂解体工事開始
創価学会と日蓮正宗
178件の訴訟 118件で宗門の勝訴
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では、みなさま
良い週末になりますように(^o^)/
【私の好きなブログ】
メンタルを武装せよ!もう騙されるな!
この怒りと愛を受け止めて下さい!
創価に悩める人は必見です!
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Re:そもそも
ほとんどの人が
池田に直接あった事はないですからね(笑)
創価学会は
考えられないカリスマを演出したものです
その分、反動は計り知れないでしょう
そうそう
少なくとも阿部日顕さんよりは
先に死ねないんですよw
本物は
もう手足もないとか色々情報がありますが
どうなんでしょうね??
そのうちコンピュータでつくられた
池田が出てくるかもしれません(笑)
Xデーのあとは
池田が書いた本尊が売られるのかな?
本気でやりかねない組織ですからwww
ゼロ
2018-07-02 08:25:47
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