【首都スポ】[高校ラグビー]桐蔭学園、関東勢復権への一歩刻んだ2019年1月8日 紙面から ◇全国高校ラグビー<決勝> 大阪桐蔭26-24桐蔭学園桐蔭学園は花園決勝でまたも近畿勢に屈した。2010年度に東福岡と引き分け両校優勝で初優勝を飾ったが、その後は東海大仰星に2度、そして今回は大阪桐蔭に敗れた。初めて決勝に進んだ05年度を含め、決勝での近畿勢との対戦は4戦全敗となった。 「関東は桐蔭学園だけでしょ。近畿では年中、上位勢でやりあってる」。観戦した関西の強豪校の某監督はつぶやいた。「桐蔭学園は技術も体力も十分あるけど、勝負の駆け引きが足りない」。2000年度以降の19シーズン、花園の決勝に勝ち進んだ関東勢は桐蔭学園の6度がすべて。その間、近畿勢は伏見工(現・京都工学院)、常翔啓光学園、常翔学園、東海大仰星(現・東海大大阪仰星)が優勝、大阪桐蔭も仲間入りした。「1校だけじゃ強くなれないんですよ」と某監督は続けて言った。 その関東勢にも光は見えてきた。今大会は流通経大柏が初の4強進出。夏のセブンズでは国学院栃木を含めた3校が4強に進出。春の選抜は桐蔭学園が2連覇中だ。関東勢復権への一歩は刻んだシーズンだった。 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。
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