【大リーグ】マリナーズ・雄星、後輩・大谷との“共闘”誓う 西武にあいさつ2019年1月8日 紙面から
ポスティングシステムで西武から米マリナーズに移籍した菊池雄星投手(27)が7日、エンゼルス・大谷との“共闘”を誓った。昨季から一足早くメジャーで結果を残した岩手・花巻東高の後輩とともに、新天地で日米の球界を沸かせる決意を示した。 これまで幾度も問われた大谷への思いについて、菊池が冷静に口を開いた。「高校の後輩でもあり、注目されて、いろいろ比較もされたけど、2人で活躍して野球界が盛り上がれば、という思いはずっと変わらない」 大谷とは同じア・リーグ西地区に在籍することになり、今季の対戦の可能性も十分。メジャーでの直接対決となれば、これまで以上に注目を集めることになりそうだ。「自分が大谷に続くことで、岩手や東北で野球をやっている子どもたちに『自分もやれるんだ』と思ってもらいたい」と力を込めた。 この日は西武の球団事務所を訪問し、球団関係者にあいさつした後、選手寮や西武第二球場にも足を運んだ。「どこまで期待に応えられたか分からない。まだ足りないと思っているけど、果たせなかった恩返しをアメリカでできるように、自分が投げている姿を見てもらいたい」。惜別の思いと感謝を胸に、力強く夢へ羽ばたいていく。 (松田達也) ◆流ちょう英語会見 本田圭佑に憧れて菊池は、入団会見で話題になった流ちょうな英語について「2年前くらいから考えていた。(サッカー元日本代表の)本田圭佑さんが外国語で会見をしている姿を見て、かっこいいと思った」と明かした。 頭にあったのは2014年1月の本田のACミラン(イタリア・セリエA)の入団会見。本田は「心の中のリトル本田に聞いた」などとよどみなく話した。菊池も「いずれ細かい話もできるようなレベルになりたい」とプレーだけでなく、語学力でもトップクラスを目指す。
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