広島の新人合同自主トレが7日、廿日市市の大野練習場で始まった。ドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=は初ノックで軽快な動きを披露。マツダスタジアムでのプレーを思い描きながら「常に高い意識を持って取り組んでいる」と力を込めた。
どんな打球もグラブ内の決まった位置で捉えた。送球を見据えた正確な捕球は、他の選手にはなかったことだ。初めて見た球団関係者は、そのグラブさばきに感嘆したほど。持ち味が「守備」と言い切るだけの存在感をいきなり示した。
初日は坂道ダッシュ10本や体幹トレなども含め約5時間、汗を流した。「緊張したけどやるべきことはできた」。春季キャンプ参加を目指して取り組む自主トレが幕を開けた。 (市尻達拡)