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DVDの基礎知識 |
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DVDは「Digital Versatile Disc」の略であり、よく言われる「Digital Video Disc」ではありません。直径 120 mm のディスク( CD-ROM と同サイズ)に映像と音声を記録することが出来ます。当初、レーザーディスクに変わるコンパクトな次世代メディアとして開発が進められ、規格の制定や統一が図られましたが、松下、東芝陣営のDVDフォーラムとソニー、フィリップス陣営のDVD+RW アライアンスに分かれることになり、現在のような規格が乱立する複雑なDVDフォーマットになってしまいました。お互いに互換性はないですが、最近では複数のフォーマットに対応した、DVDドライブも発売されるようになり、ユーザーから見た不便さはなくなりつつあるでしょう。
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一般的にDVDと呼ばれるディスクには、再生専用のDVD-ROM(DVD-Audio、DVD-Videoも含む)
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一般によく知られている映画、音楽などのメディアを、正確にはDVD-Videoといいます。
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VIDEO_TSフォルダの中身 ひとつのVMG(ビデオマネジャー)といくつかのVTS(ビデオタイトルセット)の構成となります。
拡張子別に見てみると
※VTS_01に必ずしも本編が入っているとは限らない。VTS_01が特典映像でVTS_02が本編の場合もあります。
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著作権を保護するため、通常市販のDVDには複製防止技術(コピーガード)がかかっています。
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通常、映画などは全世界同時上映はまれです。たとえばアメリカで公開された映画の場合、その映画が日本の劇場で公開される場合にタイムラグが生じます。その間にアメリカでDVDが発売された場合に、日本でそのDVDが視聴できるとなると、興行成績が落ちてしまいます。そのような事態を防ぐために、全世界をいくつかの地域にわけ、再生を規制するしくみが盛り込まれています。 通常日本で販売されているのはリージョン2で、ソフト側がリージョン2、またはリージョンフリー(全ての民生機で再生が可能)の場合に鑑賞できるわけです。日本国内では大抵リージョン2のソフトが販売されていますので、普段はあまり気にすることなく、再生できるわけです。
同じリージョンコードでもテレビの放送形式により、再生できません。たとえば、日本とヨーロッパは同じリージョン2ですが、日本の放送はNTSC方式であり、ヨーロッパはPAL方式です。ですからヨーロッパのDVDは再生できません。 日本でリージョン2以外のDVDを再生する方法。 NTSC方式のDVDの場合は、リージョン2以外が再生できる民生機の機種を購入する必要があり、PAL方式の場合は、PAL→NTSC変換機能を持った民生機を購入すれば、鑑賞することが出来ます。またPCのDVDドライブで再生する場で、ソフトDVDプレイヤー(POWER DVDなど)の機能に、このリージョンコードを数回変更できるものもあります。
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記録型DVDには、4.7Gの表示が書いてありますが、実際はそんなに記録することは出来ません。
つまり、約4.377Gほどしか記録できません。なんだか損した気分です。 では、PCではなぜ1Kbyte=1,000byteじゃないのでしょうか? コンピュータの内部的には2進数ですべて計算しています。単位はbit(ビット)です。 1Kbyte =2の10乗バイト(1,024byte) ここまではDVD規格上の話をしましたが、実際のメディアにはもう少し記録することが出来ます。 DVDの記録にはセクタという単位で書き込みします。1セクタは2Kバイト(2,048バイト)になります。 メディア情報等読み取れるソフトを使うと、記録型DVDメディアの多くが、2,298,496セクタであることが多いです。そこで バイトに換算してみると、 2,298,496セクタ = 2,298,496 X 2,048 = 4,707,319,808 byte 4,707,319,808 byte ÷ 1024 約4.384Gbyte記録することが出来ます。 ※実データ以外にファイル情報等を記録する必要があるので実際にはそれを引いた容量が実データになります。 また、メディアの外周部は粗悪なメディア(国外製品に多い)を使うと、再生時にノイズが生じたり、再生ストップしたりします。ライティング(焼きこみ)時にエラーが出るものもあります。
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