【芸能・社会】和楽器バンド、6年で観客100倍! さいたまスーパーアリーナに3万人2019年1月7日 紙面から
8人組ロックバンド「和楽器バンド」が6日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで新春恒例ライブ「大新年会」を開催。過去最多となる3万人を2日間で動員した。ボーカルの鈴華ゆう子(年齢非公表)は「明けましておめでとうございます。これからを示せる場所。進化した姿を見せたい」とあいさつした。 大新年会が100倍パワーアップした。デビューした2014年から6年連続で開催し、1回目は300人だった観客数も100倍の3万人まで増えた。琴、尺八、三味線に加え、ギターやベースと和と洋が合体したバンド。代表曲の「千本桜」はYouTubeの再生回数が1億回に迫る勢いで、昨年末のレコード大賞ではアルバム「オトノエ」が優秀アルバム賞に選ばれた。 ライブではドラムの山葵(30)と和太鼓の黒流(くろな、年齢非公表)が「そいや!」と叫びながらワイヤで高さ15メートルの上空を舞った。山葵がマジシャンのようなスティックさばきで観客を魅了すれば、黒流は隆起した上腕から力強い太鼓の音を響かせる。山葵は「他に類を見ない世界初の対決じゃないかな。昨日よりも1・25倍高くなっていた」と笑った。初披露の「義風乱舞」、「あっぱれが正義」など全23曲で新春を飾った。 SNS上では海外での人気も広がっている。山葵は「読めないですけど…アラビア語とかポルトガル語とかのメッセージが来る」。鈴華は「ライブでシェイシェイ、サンキューは必ず言うようにしている」と話し、「東京ドームは一つの目標。琴、尺八のソロとか面白いじゃないですか。8人で唯一無二のものを作っていきたい」と今年の抱負を語った。
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