アインズ様の死んだふり大作戦!   作:アインズ様!
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死んだふりしてNPC達の反応をみようと思う

ある日の執務中に、ふと、思った

 

俺が死んだらNPC達はどうするんだろうと。

ギルド武器を破壊されギルドが崩壊するとNPC達は暴れ周り魔神として恐れられた。これはこの世界の事を調べてわかった情報だ。

ならギルドは存続したままで俺が死んだらNPC達は一体どうするんだろう?外へ出て暴れまわる?でもNPC達は製作者に与えられた設定通りに行動している。

 

階層守護者達はナザリックを防衛するという役職設定があるから無闇に暴れたりはしないだろうけど、自動湧きするモンスター達は?その他にもナザリックには多数のモンスター達が住んでいる。

そいつらは一体どうするんだろう?

一応ナザリックのすべてのモンスター達もアインズ・ウール・ゴウンに絶対の忠誠を誓っているのは確認済みだし、地位では階層守護者達の方が上だから守護者達がナザリックを守り続けろと命令すれば従うのだろうか?

 

「うん、気になるめっちゃ気になる。最近魔導国の運営とかばっかで執務室に篭りっぱなしでストレス感じてたんだよなー、モモンとして冒険もしばらく行ってないし。よし!決めた!死んだふり作戦やろう!大丈夫すぐ冗談でしたーって言えばなんとかなるでしょ!そうと決まれば早速準備に取り掛からないとな!」

 

やっぱり誰か協力者がいると助かるんだけどなー、絶対皆んな冗談でも死ぬなんて許してくれなさそうだしたなー。

うーん一人だけ協力してからそうな奴はいるけど…頼んでみるか?…

 

 

 

 

 

「死んだふり…でございますか?」

 

目の前のNPCは何を言っているか分からないという様子で首を傾げる。それも無理はない、急に死んだふりして部下達の反応を見たい。と、言われても、わかりました!となる方がおかしいだろう。

 

「そうだ、この作戦を完璧に成功させるには協力者が必要不可欠。そしてこんな事を頼めるのはお前しか居ないと私は確信している。どうか協力してはくれないか?パンドラズ・アクターよ」

 

「勿論ですとも!このパンドラズ・アクターが父上からのたってのお願いを断れるでしょうか?!答えはノーォォォです!しかし父上一つお聞きしたいのですが今回この様な事をする訳をお聞かせ願っても?」

 

まぁやっぱりそこは聞かれるよな。でもただ退屈しのぎで気になったから見たいとは言えないしなーうん。ここはいつものやつで乗り切ろう。

 

「パンドラズ・アクターよ、今回の事には深い意味があるのだ。しかしそれをすぐに教えてしまってはお前の成長に繋がらない。よって少しは自分で考えてみるのだ。それがお前の成長を促すだろう。」

 

「なるほど確かに直ぐに答えを求めるのは愚かなる行動でした…父上がそこまで私の事を考えてくださっているとはこのパンドラズ・アクター感激でございます!!」

 

「うむ、では早速細かい打ち合わせと行こうじゃないか」

 

ふふふ皆んなどんな反応するか楽しみだなー

 

 

 

 

 

 

 





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