『ゲバゲバ90分！』・・・今から３０年以上も昔に放送された伝説的バラエティ－番組。
その番組のために作られた音楽を収録した驚異のＣＤがこれ。
何が伝説って、毎週毎週９０分間に詰め込まれたショートコント＆ギャグが１００本以上。
超豪華かつ異色のキャスティング（大橋巨泉、前田武彦、コント５５号、ハナ肇、朝丘雪路、うつみみどり、小松方正、熊倉一雄、常田富士男、藤村俊二、小川知子、松岡きっこ、宮本信子、吉田日出子、岡崎友紀、ジュディ・オング、キャロライン洋子、などなど）。
ギャグの合間に突然あらわれるハナ肇の「アッと驚く為五郎～」や
ジャケットにもなっている木下蓮三氏によるアニメーションの「ゲバゲバ・ピーッ！」など
一世を風靡したフレーズを生み出した、とにかく画期的な番組だったのだ。

音楽を担当したのは「宇宙戦艦ヤマト」などでおなじみの宮川泰氏。
とにかく聞いてビックリ！
めちゃくちゃクオリティーが高いのだ。
出演者が各自プラカードを持って行進してくるオープニングで流れる
マーチ風のメインテーマの出来はもちろん、
ラウンジ風あり、ボサノヴァ風あり、ゴーゴー風あり、ジャズ風あり、とまぁ
なんでもありな楽曲すべてがイカすのである。
特に第１回録音分（主にＣＤの前半に収録）はなんとステレオ録音！
もちろん1969年当時のテレビの音声はモノラルだし、
テレビの、しかもバラエティ番組のサントラ盤など発売されるわけがない。
それをなぜこんな良い音で録音したのだろう・・・。
ま、そのおかげで放送から３０年以上を経た今聴いても楽しめる音楽になったわけだけど。
実際、この『ゲバゲバ』の音楽、現在のテレビ番組にもたびたび使用されてます。
もちろん例の「ゲバゲバ・ピーッ！」も入ってます。
なんと「ピーッ！」の部分はアポロ１１号の交信音だそうな。
残念なことに「為五郎」は収録されておりません。
Track18と41の「Short Short Music」というのは
ギャグやコントの落ちの部分の音楽で、これはこれでいろいろ使い道がありそう（笑）。
パソコンに取り込んでエラー音に設定したら脱力感間違い無し！。

このＣＤはその他にも使い道がいっぱい！
最近会話の少ない家族の食卓に流せば、たちまちホームコメディの一場面に！
カーステレオでかければ渋滞気味のイライラした気分もたちまち珍道中に！
船が沈没して流れ着いた南海の孤島で使用すればたちまち無人島コントに！
ほら、あなたの平凡な毎日がこんなに楽しくなるのです。
一家に一枚置いといて損は無いでしょう。
ぜひお求めを！

なに宣伝してんだ、オレ・・・（^^;;