オーバーロード八本指に利用価値を見出せたら•••   作:二丁目のバー
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オーバーロードに出てくる八本指にも、もしかしたら利用価値が、あったら。
六腕達が、もう少し活躍出来たらそんな妄想を書いてみた。



思案

黄金の輝き亭の最上位の個室目玉が飛び出る程の宿泊費がかかる一室で、悩める鎧の戦士が一人。

「金がない••情報もない•••」

漆黒の英雄モモンことアインズウールゴウンは、ナザリックの方針について人知れず悩んでいた。

「セバス達の活動資金そろそろ限界かな••」

活動資金を急遽捻出する事態に困惑していたアインズ。

貴族の娘と従者を演じ情報収集を、してもらう方針を続けていたがここに来て情報収集活動に限界を感じてきていた。

「シャルティアの件もあったから情報収集も強化しようとした矢先にこれだもんな•••」

とどのつまりアインズの収入ベースで成り立っていたセバス達の活動を継続するか否か支配者として、決断を迫られていた。

オトリの一面は、もちろん王都での情報からワールドアイテム所要者あるいは、プレイヤーが潜伏しているか?セバス達なら挙げられる報告に一抹の期待を寄せていたが、手がかりは以前として得られていない状態だ。

「なんとかして、情報を得たいがしかし•••これ以上は••」

アインズを悩ます問題は、この件にだけでない。

「組織•••情報収集も出来つつ活動資金も稼げるこの案も行動に移すべきか••でもな•••そんな都合よくあるわけないよな••」

リザードマン達とコキュートスの戦いを観戦していた際に出たデミウルゴスの発案アインズとしても無視出来ない所まで来ていた。

「そうだ••そろそろまた報告が、上がる頃かいま中断するのは、不味いよな」

「管理職の辛さが、しみる様になってきたな•••まあ精神は鎮圧されるが」

人間だった頃の記憶を噛み締めつつ再び思案する。

実際の所選択肢は、そこまで多くない王国、帝国、法国これらの中ぐらいしか候補上がらないのだから、しかしアインズにしてみれば、やはらこれらも無理矢理とは、いかない物のアインズの理想を実現するには物足りない存在だった。

王国は、古き都市いい意味でも悪い意味でも取れるが、アインズにしてみれば悪い方に傾いている。

「セバスの報告書だと王と貴族は権力争いに、下の役人の腐敗している。」

骨組みがガタガタの国家に入るリスクが、やはり行動を躊躇してしまう。

「それと、セバス達の住まいの資金が予想外に膨らんだんだよな••」

遠方の大商人の家族という偽装工作の設定状みずぼらしい館に住むことが、出来ず、尚且つ借り受け先の建築組合から相場の相場の数倍の金を全額前払いしなければならないハメになったお陰でアインズの資金難に更に拍車をかけたのだった。

 

 

 

 

 

 




素人ですが投稿してみました。
どこまでやれるかわかりませんが、頑張ってみます。




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