千葉県浦安市の国道357号で2日夜、バイクの大学生が車に追突され、約1キロ引きずられた後、死亡した事件で、県警浦安署は4日までに、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、車を運転していた内装工内藤健一容疑者(49=東京都江戸川区中葛西)を逮捕、送検した。

逮捕容疑は2日午後11時45分ごろ、飲酒後に軽乗用車を運転し、浦安市富岡4丁目の路上で、さいたま市緑区馬場、大学1年梓隼輔さん(18)のバイクに追突した上、救護せずに逃走した疑い。3日夜に逮捕した。

署によると、「千葉市の実家や飲食店で酒を飲んだ後に運転し、動揺した。人を引きずったとは思わなかった」と話しているという。

内藤容疑者は正月休みで帰省し、2日夜は自宅に戻る途中だった。追突後、自宅方面ではない側道に入り、左折やUターンをして梓さんを振り落としたとみられる。現場付近にいたタクシー運転手が車を追跡し、ナンバーを通報した。(共同)