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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]京都金杯 併せ馬で闘志 パクス強烈伸び11秒8

2019年1月4日 紙面から

CWで追い比べをするパクスアメリカーナ(手前)=栗東で

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 2019年中央競馬の開幕を彩る「第57回京都金杯」(GIII・5日・京都・芝1600メートル)と「第68回中山金杯」(GIII・5日・中山・芝2000メートル)の追い切りが3日、東西のトレセンで行われ、京都金杯に出走するパクスアメリカーナが栗東CWでラスト11秒8の強烈フィニッシュ。叩き2走目の上昇度をアピール。マイスタイルは栗東坂路で軽快なステップを披露した。中山金杯では良血タニノフランケルが栗東坂路で軽めの内容も大物感を示した。「第53回シンザン記念」(GIII・6日・京都・芝1600メートル)ではドナウデルタが栗東坂路を小気味よく駆け上がった。

 復帰戦のリゲルSを圧勝したパクスアメリカーナは栗東CWで単走。12月31日に3頭併せでしっかりと負荷をかけており、直前は5Fからしまい重点に脚を伸ばした。

 偶然にも、直線は他厩舎の3頭併せと重なり、ラスト1Fは追い比べに。馬体を併せると、そこからもう一段ギアが上がり、闘志をみなぎらせて68秒3-37秒4-11秒8をマークした。

 仕上がりについて、猿橋助手は「31日はエングレーバー(3歳500万)に遅れましたが、3頭併せのバランスを取ったまで。前回より動きは明らかに良くなっています。直前はもう、しまいだけやれば十分なので」と万全の態勢を強調。7カ月ぶりの前走を叩き、定石通りに良化している。

 昨年のNHKマイルC(6着)で4番人気に支持された逸材。2012年のヴィクトリアマイルを制したホエールキャプチャの全弟とあって、今季の飛躍が楽しみだ。「もともと馬自体はしっかりしていましたからね。前走後に川田ジョッキーは“春よりも乗りやすくなっている”と。精神面も成長しているし、ここも楽しみです」。前走で後続を4馬身ちぎった圧巻のパフォーマンスを見れば、ハンデ55キロはむしろ恵まれた感。重賞初Vは目前だ。 (栗東取材班)

 

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