【競馬・ボート・競輪】[競馬]京都金杯 パクスアメリカーナ 素質開花し重賞初制覇!2019年1月6日 紙面から
「第57回京都金杯」(GIII、芝1600メートル)は5日、京都競馬場で行われ、中団に位置した1番人気のパクスアメリカーナが直線しっかりと伸びて人気に応え、初重賞制覇を果たした。騎乗した川田将雅騎手(33)は、2016年のウインプリメーラ以来となる同レース2勝目、管理する中内田充正調教師(40)は、同レース初勝利。2着は5番人気のマイスタイル、3着は11番人気のミエノサクシードだった。 本格化を告げる勝利だ。年明けの重賞で初タイトルを手にしたパクスアメリカーナ。厩舎期待の4歳馬が、19年の好スタートを切った。 道中は好位の外めで折り合いに専念。直線で追い出されると、芦毛の馬体がグイグイと伸びる。早めに先頭に立ったマイスタイルをゴール手前できっちりととらえた。川田は「重賞なので楽ではなかったけど、いい競馬を組み立てられて勝ちきってくれました」と満足げ。「もともと素質のある馬。うまくかみ合ってきたと思います。もう少し力をつけながら、そういう(大きな)ところへいけるようになれば」と飛躍を期待した。 笑顔で人馬を出迎えた中内田師は「坂の上がり下りも上手に走ってくれた。しっかりと動かされて、しっかりと反応してくれたかなと思う」と評価した。休養明け2連勝と素質が開花。「良くなったのは精神面と肉体面。7カ月間競馬していない間に、心身ともに成長してくれた。期待していた馬。“ようやく”という感じです」と目を細めた。 オープン馬の宝庫の中内田厩舎。17年に無敗で朝日杯FSを制したダノンプレミアムも同じ4歳馬だが、デビュー当時の評価は厩舎内でも二分していたという。いよいよ、僚馬の背中が見えてきた。肩を並べる日も近い。 (京都競馬取材班)
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