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【首都スポ】

[高校ラグビー]流通経大柏は4強で力尽く… 初の決勝進出ならず

2019年1月6日 紙面から

悔しさをこらえながら、3位の表彰を受ける流通経大柏のFW葛西主将(大友信彦撮影)

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◇全国高校ラグビー<準決勝> 大阪桐蔭31-17流通経大柏

 初戦では、「シード校と同格」と評された早実に完勝。3回戦では難敵・京都成章を破り、準々決勝では優勝候補の常翔学園に劇的な逆転勝ち。同校初、そして千葉県勢初の4強進出を果たした流通経大柏だったが、強敵との戦いはチームを消耗させていた。

 前半8分にCTB柳田のトライで先制。2トライを奪われて逆転された後の同28分にはSO家村のトライで12-14と追い上げるが、直後のプレーで痛恨の反則を犯しPGを献上。後半はFWの接近戦に切り替えてきた大阪桐蔭に対し粘り強く守ったが、2トライを失う。取り返す力は残っていなかった。「日本一を目指していたので、4強では誰も満足していない」。最後までチームを鼓舞したプロップ・葛西主将の目は赤かった。

 「総合的に見て(蓄積された)ダメージの差があった」。相亮太監督(37)はそう言って選手を気遣い、「これから大学へ、世界へ出て行って、高校で果たせなかった優勝を味わったら、そこで見えた景色を俺に教えてくれ」と、エールを送った。

    ◇

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