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七五読み古事記の第二弾です。
イザナキとイザナミ、そしてオノゴロ島ができるまでのところです。
ここでは「諸命以」という古事記を通底する重要語が登場します。
是非、音読してみてください。
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)※できれば声に出してお読み下さい。ここにおいては あまつかみ
於是天神もろもろの みことをもちて
諸命以いさなきの みことにのらして いさなみの みこととふたつ はしらかみ
詔伊耶那岐命、伊耶那美命 二柱神このただよへる くにをつくりて かためなせ
修理固成 是多陀用幣流之国あめのぬほこを たまわりて ことよさし たまふなり
賜天沼矛而言依賜也ゆへにふた はしらかみ
故、二柱神、あめのうきはし たたしては
立訓立云多多志天浮橋而そのぬまほこを さしおろし
指下其沼矛以画者、しほをここ ををろろに かきなして
塩許々袁々呂々迩此七字以音画鳴訓鳴云那志而ひきあげしとき そのほこの
引上時、自其矛さきよりしたる しほつもりては なれるしま
末垂落之塩累積、成島、これおのごろの しまといふ
是淤能碁呂島。自淤以下四字以音。この段での重要語は3つです。
諸命以(もろもろの みことをもちて)
修理固成(くにをつくりて かためなせ)
天沼矛(あめのぬほこ)
なかでも「諸命以(もろもろの みことをもちて)」は、古事記を通底する重要語です。
何事も神々の命(みこと)のままに、という意味になります。
この世に「自分のもの」など実はなにひとつない。
すべては神々のものであり、神々のつくられた世界で、神々から与えられた環境下で、神々の命ずるままに生きることこそが大切であるという、これが古事記の最大の主張です。
神恩感謝の心を根底に置かなければ、すべては我儘に至ってしまうのです。
このことを補強しているのが「修理固成(くにをつくりて かためなせ)」です。
すべては神々のものなのだから、我々はたとえば道具ひとつを作るにしても、我々自身がゼロから作り出すものなど実は何もなく、すべては神々からいただいたものを、我々が使いやすいように、あるいは食べやすいように加工して使わせていただいています。
日本人がものを大切にするのは、この「すべては神々のもの」という修理固成の考えが根底にあるからです。
そして、そうした価値観が崩れて混沌としたとき、混沌を治めるものが「天沼矛(あめのぬほこ)」です。
鉾(ほこ)は、武器です。
武はどこまでも混沌を鎮め、正道に導くために用いられるというのが日本古来の知恵です。
お読みいただき、ありがとうございました。
1
七五調で読む古事記(1)あめつちの はじめのとき
2
七五調で読む古事記(2)もろもろのみこともて
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