◆週刊アサヒ芸能様 御掲載の件につきまして◆



この度は、ニュースとなっております件につきまして

大変な御迷惑をお掛けし、お騒がせ致してしまいましたことを

心より、お詫び申し上げます。


話題となっております騒動につきましてはあまりにも多くの虚偽があり

ある御家庭の「家の中へ入った」という部分は事実ではございません。

しかし、御自宅であるコンサートホールを訪ねてしまいましたことは事実です。


20歳から現在までの5年の間

ずっと一人で戦い続けてきたことの断片が

このような形で広がり、話題となり、

そしてお伝えしなければなりませんことを

とても不本意な想いとともに、

いつも見守っていてくださいました皆様へ

本当に、申し訳ない想いでいっぱいです。


役者というお仕事をさせていただいてゆく中で

歳を重ね、いつか、自らの口で、自らの言葉で、

少しずつ、何か力に変えてゆけることを願っておりましたが

こんなにも早くそのタイミングが訪れてしまいましたことを

とても辛く、感じております。


お話しをさせていただく準備がまだできておらず

本当に、いっぱいいっぱいの中でのお言葉で

拙い表現が多々ございますかもしれないのですが

今お伝えできます限りのことを、そして、

私が今、考えておりますことを綴らせていただきます。


この度ニュースで報道されております男性は、2013年、

出演させていただいておりました作品がアメリカの映画祭へ出展されました際

同じ映画祭に御出演なさっていたアメリカ人の男の子のお父様です。


息子さんの御出演をきっかけに「貴女の出演作も観てみたいですよ!」と

お声を掛けてくださったのが一番最初でした。


2013年、私が20歳の時に出会ったその男性から性的暴行を受けました。


その日から約3ヶ月間、一人暮らしのマンションで酷い鬱状態になり、殆ど動けない状態でした。

電気が止まり、ガスが止まり、食料も無くなって、水だけで何日も過ごすような状態になっており、

一人暮らしでしたので誰にも気付かれず、暗闇の中で疼くまっている日々でした。


20歳のその時まで、まだ一度も男性とお付き合いをさせていただいたことがなかったことも
どう動くべきなのか、適切な対処が分からなかった原因かもしれません。 

身近な人誰ひとりにも話せぬまま、相手の方へ何かアクションを起こすこともできず

ポジティブな出口を求めてただ努力をすることしか、他に方法がございませんでした。

学業・役者業共に、その際に休業致しております。


相手の方に申し訳ないという気持ちもあり、又、きっと何か理由があったのではないか、

そして、相手の方がどうしても悪い人だと思えなかったこともあり「きっと自分が悪い」と考え

自分一人で解決しようと、自分の心の中だけで消化する努力をしていました。


しかし、月日が経つにつれ、

自分の中だけで消化しようとする程に、心を抑えようとする程に、

「いつか将来、自分と同じような経験をした人の為に発信できる時が来れば・・・」

という想いだけではもう耐えられないくらい、それは巨大なものとなっていました。


相手の方がたくさんの人に信頼されている「弁護士」さんであるということ。

その「矛盾」は20歳の私の心にとって

安易に消化して前へ進めるような現実ではありませんでした。


そして、私よりもずっと年上の娘さんがいらっしゃるにも関わらず

40人以上の若いアジア人女性との個室の写真を

プライベートアルバムへアップしていらっしゃいました。


その写真の中には、笑顔でピースをされている方もいれば、泣き顔の方もいて

そこへ写っていた無数の女性たちを見た時の嫌悪感、やるせない不快な想いと同時に

自分自身も、そのコレクションの一部になってしまったかのようなショックが

トラウマのように残っております。


中学生の頃、「演技と結婚する。」と決めていた私自身にとって、

5年前の事件を胸に秘めて、全てを演技や表現のパワーへと変換し

何事も無かったように振る舞うべきなのか、

それとも、役者というお仕事ができなくなってしまうとしても

体を張って語るべきなのか、その狭間で葛藤し続けていました。


そして一昨年、あれから4年の時を経て、初めてその心内を言葉にしようと決めたとき

それまでの男性の態度が豹変し、急に御家族や周囲の目を意識するような口調に変わり

「ウソつき」「ゴキブリ」という乱暴な言葉も受けました。


何年もかかって、それでも、問題と対峙しなければ傷が癒えることはないと考えた上での

決意がそのような結果となってしまい、心の行き場を失っていました。


そしてそれを機に、接触を禁ずるような形で通報をされてしまい、御本人と話し合うことも、

相手の真意を知ることすらも、法的にできない状況となり、ずっと一人で動いてきた私にとって

全ての出口が閉ざされる想いでした。2017年の9月頃のことです。


それから約1年の間は、再び以前と同じ葛藤の中におりました。


『 役者として、おばあちゃんになるまで、一生演技のお仕事をしていたい 』という想いと

5年前の事件のこと、見せられた無数の女性たちの写真のこと、豹変した態度のこと、

そして、その傷みも全て無かったこととしてじっとしているしかないという現実への想いが

ぶつかり合い交差して、悩み続けて参りました。


その末に、2018年10月13日

私はその男性から何度か招待されたことのあるコンサートホール(御自宅)まで

ついに自らの身体を使って伺ってしまい、このような騒ぎとなってしまいました。


以下 19:00以降 公開させていただきます。

今回の裁判を機に、様々な弁護士さんやNPO法人様、ボランティア団体様等から

直々にお声をかけていただいて、何年もかかって誰にも話せなかったことを

初めて御相談させていただけるようになりましたことが何よりも大きな変化で

本当に、救われております。


このまま忘れ去り演技だけに向けるという選択をするべきなのか、

それとも、もう少し頑張って、自ら動き、語ってゆくべきなのか、

まだ答えが出ておりません。


近くで支えてくださる関係者の方々、そして、

応援くださる皆様の御意見もお聴きしながら、

今後の道を、考えて行きたいと思っております。


この度は、大変な御騒がせを致してしまいまして、本当に申し訳ございませんでした。


今、自分が何をするべきなのか、

社会の為に何か動けることがあるのか、

皆様と共に、考えさせてください。


どうか、宜しくお願い申し上げます。



2019年1月4日

大道 彩香




生の言葉で、少しずつ、書かせていただいております為、ところどころ書きかけの部分がございまして申し訳ございません。

書き終えましたら、改めまして記事としてアップさせていただきます。 : 2019 1/5 






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