ご訪問ありがとうございます。
直前の記事で、押川先生の
まだお読みになられていない方は、
先にこちらをお読みください。
をご紹介しました。
早期からの緩和を推進している緩和医、
大津先生が、押川先生をご紹介しつつ、
大津先生のお考えを述べられている
記事をご紹介リブログさせていただきます。
直前にご紹介した、押川先生の
は、
まさに、押川先生の、圧巻の
「がん哲学外来」
を垣間見るQ&Aだと感じました。
大津先生は、緩和医であり、対象が癌患者
だけではありませんから、
「全病哲学外来」
とのことです。
「
がん治療医が、がん哲学的な外来を行うことは実は重要
です。
と申しますのは、
生き方や価値観によって、
治療を調整することが妥当
であることはしばしば経験されるからです。
「どこまで治療するのか」
「治療の意味は何なのか?」
「治療で延命を受けて、
生きている意味は?」
等々、
がん治療を受けている方には
様々な人生に関する悩みや不安、苦悩
があります。
例えば、治療にいくつか選択肢がある場合に、生き方に沿った治療を選ぶことが重要で、
その支援を行うべく
医療者ががん哲学的なアプローチを行って
治療を調整するには、
複数の専門領域に通じている必要が
あります。
「ピアニストをしているので、しびれが出る抗がん剤をなるべく避けたい」
「毛髪を失う治療だけは仕事柄回避したい」「ホルモン治療は良いが、抗がん剤は受けたくない」
様々な生き方や要望があり、
治療はそれと関わってきます。
一方で、
一般臨床の現場はあまりに時間が少なく、
どれくらい
生き方などに踏み込んで聴取して
反映するかは、
主として担当医の裁量に
ゆだねられています。
早期緩和ケア外来は、このような
生き方とがん治療の
並立の支援を行います。
病気を糧にするために、
本来、
人というのは強いもので、
数々の苦難を
糧に変えることができます。
自分で変えられることもありますが、
周囲の支えが生きてくる場合も
少なくありません。
私も行っている、
がん哲学外来・
全病哲学外来では、
病気を通して色々なことを
一緒に考える
のを大切にしています。
これまでの人生での様々なことを想起し、
遮られずに話すことで、
大切な価値に
気づかれることもあります。
対話を重視した外来
を行っています。
(中略)
早期緩和ケア外来は、
がん哲学外来・全病哲学外来としての
性格を持ち、
オープンな場では開示しにくいことも
守秘義務がある医師相手に
自由に語って頂いて、
病がむしろ栄養分になる
お手伝いと、
人生を豊かにする支援
を行って参ります。
」(引用させていただきました。
色は私のブログの定義でつけさせて
いただきました。)
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