北漁船を普段から救助か…知られたくなかった?
防衛省は28日、火器管制レーダーの照射問題で映像を公開した。韓国側が照射をかたくなに
否定しているためだ。日本の主張の正当性を訴えるとともに、真相の解明を迫る狙いがある。
「海上自衛隊が適切な行動をとったことを国民に理解してほしい」
岩屋防衛相は28日の記者会見でこう述べ、映像公開の意義を強調した。
火器管制レーダーの照射は20日、日本海の能登半島沖で発生。防衛省は21日に公表したが、
韓国国防省は記者会見で火器管制レーダーの照射を否定した。27日に日韓の防衛当局間で行った
テレビ会議でも、韓国側は事実だと認めなかった。
約13分間の映像は冒頭、韓国海軍の駆逐艦や海洋警察の警備救難艦、北朝鮮漁船とみられる
遭難船などに、海上自衛隊のP1哨戒機が近づく様子から始まっている。映像開始から6分すぎ、
駆逐艦から約5キロ離れた地点で、哨戒機が火器管制レーダーの電波を初めて探知した。
哨戒機の乗員の一人は「避けた方が良いですね」と緊迫した様子で声を上げ、機長が駆逐艦の大砲の
向きを確認するように指示した。哨戒機が回避行動をとった後、探知音を聞いていた乗員が
「めちゃくちゃすごい音だ」と強い電波に驚く場面も記録されている。
その後、乗員は韓国駆逐艦に対し、三つの周波数で「行動の目的は何ですか」などと英語で
問い合わせたが、韓国側からの応答はなかった。

現場は好漁場の「大和(やまと)堆(たい)」の周辺で、大量の北朝鮮漁船によるイカの密漁が
問題となっている。日本政府関係者は「韓国軍は北朝鮮漁船の救助に普段から関わっている可能性があり、
日本に知られたくなかったのではないか」と分析している。

政府が外国船とのトラブルに関する映像を公開した例としては、民主党の菅内閣で2010年に起きた
沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件がある。
領海内で違法操業していた中国漁船が海上保安庁の巡視船2隻に衝突。その際に撮影した映像を
海上保安官が動画投稿サイトに流出させ、映像が高い関心を集めたことや、漁船の船長を刑事処分しなかった
ことに対する批判を受け、菅内閣は国会に映像を提出した。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20181228-OYT1T50096.html
こんな説も。レーダー照射艦は、船で脱北した北朝鮮高官を捕えようとしていたという説
韓国の駆逐艦が日本近海まで、北朝鮮の「木造船」のためにわざわざ出張っていったことについて、
韓国国内で疑問が出ている。「木造船」が難破してるとなぜわかったかについても、韓国国防省は
答えを拒否し、謎となっている。
この謎に、キムテサンという脱北者がある仮説で答えようとしている。以下、ここからはリンクできない
サイトからの引用。
《私の考えでは、平壌から漁船を見つけて返すようにという命令を受けたのではないか?
金正恩の命令を受けた大統領府はびっくり驚いて、東海上を調査して漁船を見つけるために、
小さな警備艇ではなく高性能レーダーが搭載された駆逐艦を派遣したのだ。
そして、かれらを救助するとすぐ、金正恩の命令通り強制送還させてしまった。
いや、むしろ、その船に乗っていた北朝鮮の住民が韓国に亡命しようとしたという告白書まで受け渡すという
忠誠心を金正恩に見せたのではないか?
第四の疑問は金正恩とムンジェインがここまで大々的に捜索して北送したのを見れば、
その木船に乗っていた人たちは、普通の漁民または住民ではなく、公開されてはならない大きな秘密を
持った愛国者たちではないか?
だからこそ、日本の海上自衛隊側の動向を知るため、火器管制レーダーまで使ったのではないか?》
瀬取り説より、この説の方が説得力がありそうに思うが、どうだろう?