原宿署警部補、拳銃自殺か 当直勤務中に施錠倉庫内で

[ 2019年1月4日 05:30 ]

 2日午後10時7分ごろ、渋谷区神宮前にある警視庁原宿署の地下1階倉庫内で、同署交通課の中野和男警部補(36)が頭部付近から血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。右手付近には銃弾が1発発射された拳銃があり、署は自殺の可能性が高いとみて調べている。

 原宿署によると、警部補が夕食に現れなかったため、署員が署内を捜索。施錠された倉庫で、意識を失って倒れているのを見つけた。警部補は、昨年8月から原宿署に勤務。2日は午前8時半ごろから当直勤務で、午後9時から休憩に入っていた。拳銃は本人に割り当てられたものだったという。

 酒林利男署長は「拳銃使用による職員の自殺事案が起こったことは誠に遺憾。今後事実関係を明らかにし、再発防止に努めたい」とコメントした。

 原宿署は初詣で混雑する明治神宮や原宿駅前を所轄。1日未明には通行止めになっていた竹下通りで8人が次々とはねられる軽乗用車による暴走事件が起きた。警部補は大みそかから元日にかけて付近の警戒にあたっていたが、警視庁によると事件の対応をしていたかは不明。

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