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【首都スポ】

[大学ラグビー]明大、1カ月前の雪辱 早大破って2大会連続決勝

2019年1月3日 紙面から

早大FW幸重の突進を阻む明大FB山沢(背中(15))とSH福田(右)。明大のディフェンスはみごとだった(大友信彦撮影)

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◇大学選手権<準決勝>明大31-27早大

 ちょうど1カ月前の12月2日、同じ秩父宮での屈辱を、31-27と全く同じスコアで晴らした。今季2度目の早明戦。年を越して、歓喜の雄たけびを上げたのは明大だ。田中澄憲監督(43)は「この1カ月で成長した。(今大会)ノーシードからタフな試合を勝ち上がってきた。相手をリスペクトしながら成長につなげたことが一番だ」と振り返った。

 勝敗を分けたのは、ここぞの場面での守備だった。相手ラックに割く人数を2人までとして、守る態勢を整え続けた。17-13の後半10分ごろからは、実に10分近く、30回以上も連続で早大に攻められながら、粘り強く守備でミスを誘い、一気に早大ゴール前へ。直後に相手が反則を犯すと、PGを狙わずにスクラムを選択し、流れを引き寄せるトライを奪った。

 前回決勝は帝京大の前に1点差で涙をのんだ。その“絶対王者”を撃破した天理大には、爆発的なパワーがある。決勝はトライ直後に反撃を許すシーンを減らすことが必要になるだろう。「(守備の細部を)詰めていかないとファイナルは勝てない」とSH福田健太主将(4年・茗渓学園)。名門復活へ、今度こそ明大が頂点を極める。 (関陽一郎)

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