理念
principle医療人にとって最も重要なことは人間に対する限りない愛情と患者に対するつきない真心です
2018年・平成30年を迎えるにあたり、地域の皆さまに新年のご挨拶を申し上げます。
皆さんにはすがすがしい気分で新年を迎えられたことと存じます。
昨年は病院創立50周年の節目の年で、長きにわたるご支援に感謝しながら、私たちは今年も地域の医療・介護活動に尽力したいと思います。
国外に於いては昨年1月のトランプ米国大統領就任後の言動に振り回され、混迷の世界が広がりました。アメリカ第一主義を掲げTPP、ユネスコ、地球温暖化対策のパリ協定からの離脱、イスラエルの首都としてエルサレムを認める等々、従来民主党政権が敷いた国際協調路線から逸脱しょうとしています。
国内では昨年10月に総選挙がありましたが依然として変わらぬ状況が続いています。
日本国の課題である膨れ上がる借金、長時間労働是正や子育て支援、少子高齢社会、格差解消など議論が深まらないまま「安倍一強」時代が今後も続いていくようです。
今年は診療報酬と介護報酬が同時に改定されます。社会保障審議会の基本方針は「人生100年時代を見据えた社会の実現」をめざし健康寿命の延伸と効果的・効率的な医療体制の構築に重点が置かれました。国家予算の1/3を占める社会保障関連費用は今後の高齢者人口の増加によりさらに膨れ上がりますので、医療・介護へも当然しわ寄せは来ます。
今年は自然に増加する費用を薬価の切り下げで圧縮したようですが、今後の改定では後期高齢者の窓口負担引き上げ、湿布や塗薬の保険給付見直し等も検討され、医療提供体制の整備方針として重症者は大病院、軽症者は地域の診療所や病院へと役割分担されようとしています。その一環として紹介状なく大病院へ受診しますと数千円の負担が生じますが、大病院の基準を現行の500床から400床以上の病院へと拡大される予定です。
地域包括ケアシステムの推進は2025年の実現を目指した方針ですが、高齢者人口はその後も10年~20年の間増大して行きます。
医療法人同友会は共和病院を中心に老人保健施設、訪問看護ステーション、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者住宅と整備してきました。
地域の高齢者が住み慣れた地域で人生を全うしていただくことが地域包括ケアの目標、私たちは病院・関連施設の機能を強化しながら地域の医療・介護施設と共に一人一人の病状に応じて継続的な治療・ケアを提供し、地域包括ケアの一翼を担って行きたいと思います。
本年もよろしくお願いします。
辺秀俊(へん ひでとし)院長プロフィール
略歴
1973年 | 大阪市立大学医学部 卒業 大阪市立大学医学部附属病院第一外科 入局 |
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1978年 | 医療法人同友会 共和病院 消化器科着任 |
1988年 | 医局長 兼 外科部長に就任 |
1991年 | 副院長に就任 |
1993年 | 院長に就任 |
資格
- 日本外科学会認定 外科医
- 日本消化器外科学会認定 消化器外科医
- 日本肝臓学会認定 肝臓専門医
同友会基本方針
Policy- 患者さまの権利と意思を尊重し、患者本位の医療を行います。
- 医療知識と技術の修得に努め、安全で良質な医療を提供します。
- 急性期、回復期から慢性期、在宅医療までの一貫した医療の提供に努めます。
- 地域の医療機関や施設と連携し、医療、介護、福祉の発展に寄与します。
- 職員が誇りとやりがいを持って働く、活力ある職場づくりを目指します。
診療の基本方針
Policy地域における役割について
私たちは、病院の理念と基本方針に基づいて医療・保健・福祉活動を通じて地域社会に貢献することを使命としています。当院は患者さまのいろいろな病態に対応するため診断・治療機能を充実させ、急性期から慢性期、更には介護老人保健施設や訪問看護ステーションを利用し患者さまの社会復帰を支援しながら患者さまと共に歩む医療を目指します。
各診療科の役割について
消化器・呼吸器・泌尿器科
がん検診に力を入れ、更には各科での急性・慢性疾患の診断と治療に外科手術を含め対応します。
整形外科
骨・関節・脊椎疾患の診断治療を日常的に行い外科的手術を含め取り組みます。
内科
生活習慣病が増加する今日の疾病構造の変化に対応し糖尿病・循環器・老年病・神経内科などの診療を充実させ、患者さまと共に生活習慣の改善に努めます。
小児科・皮膚科
小児科・皮膚科に於いても日常の診療を更に充実させて行きます。
各診療科
診療レベルの向上をはかり迅速な診断、適切・納得の治療に努めます。
救急医療
内科外科系の初期・二次救急医療を担い専門外及び三次救急医療は地域の医療機関との連携を円滑にして対応します。
職員の基本姿勢について
私たち全ての職員は、病院機能の充実のため自由に意見を述べ合い、働きがいのある病院づくりを目指して一致協力して下記の基本姿勢に留意しながら医療活動を行います。
- 患者さまの人格を尊重し、コミュニケーションを図り信頼関係の醸成に努めます。
- 患者さまの訴えを十分に聞き入れ、患者さまの健康問題解決のための支援を行います。
- 患者さまの立場に立った、思いやりのある暖かい医療を行います。
- 私たちはチーム医療に徹し、安心・安全・満足の医療を行います。
- 生涯学習を心がけ、新しい医療知識と技術の習得に努めます。
共和病院倫理綱領
Policy医療法人同友会共和病院の職員は、病院の理念と基本方針に基づき地域の人々の健康を守るため、限りない愛情と責任を持って最善の努力を尽くさねばならない。この使命を達成するため、病院職員が遵守すべき基本的行動基準を病院の倫理綱領として次のように定める。
- 常に良心と尊厳をもって職務を実践し、患者さまの立場に立って考え行動する。
- 患者さまの権利と意思を尊重し、安全で良質な医療を提供する。
- 患者さまには優しい心で接し、医療内容についてよく説明し信頼を得るよう努める。
- 生涯学習の精神を保ち、常に最新の医療知識と技術の修得に努める。
- 医療はチームで行うもの、互いに尊敬し協力して医療・保健・福祉に尽くす。
共和病院患者権利憲章
Policy患者さまは、人間としての尊厳を有しながら医療を受ける権利を持っています。また、医療は患者さまと私たち医療人とが互いの信頼関係に基づき、協働して作り上げていくものであり、患者さまに主体的に参加していただくことが必要です。地域住民の生命と健康を守ることを使命とする当院では、このような考えに基づき、ここに「共和病院患者権利憲章」を制定いたします。
- 患者さまは、常にその人格を尊重され、良質な医療を平等に受ける権利があります。
- 患者さまは、治療法や検査の有効性や危険性、他の治療法の有無などについて、わかりやすい説明を受ける権利があります。
- 患者さまは、検査の結果や治療法の説明に対して、他の医師の意見を参考にする権利があります。
- 患者さまは、治療法などを自らの意思で選択できる権利があります。また、医療機関を選択し、転退院する権利があります。
- 患者さまは、自分の診療記録の開示を求める権利があります。
- 患者さまは、個人の情報やプライバシーが保護される権利があります。
- 患者さまは、良質な医療を実現するため、医療提供者に対して自分の健康に関する情報を正確に伝える責務があります。
- 患者さまは、他の患者さまの治療や職員の業務に支障をきたさないようにする責務があります。