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【大リーグ】

雄星、マリナーズ4年 60億4800万円 「本当にうれしい」

2019年1月4日 紙面から

2009年11月、西武に入団が決まり、父親の雄治さんと母親の加寿子さん(奥)の前で会見する花巻東高の菊池雄星

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 マリナーズは2日、西武からポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた菊池雄星投手(27)と4年総額5600万ドル(約60億4800万円)で契約を結んだと正式発表した。菊池は、西武を通じて「本当にうれしく思います。これからは新天地での挑戦になりますが、西武で学んだことを忘れず、活躍している姿をお見せできるように精進してまいります」とコメント。3日(日本時間4日午前5時)にシアトルで記者会見する。

 日本屈指の左腕を射止めたマリナーズのディポトGMは鼻息が荒かった。球団を通じて「彼の人柄と才能、そして経験と若さがチーム構成の上で最優先となった。現在および将来のマリナーズにインパクトを与える力があるエキサイティングな若い投手だ」と最大級の賛辞を贈った。

 マ軍は現在、チーム再建中。エース左腕パクストンと正捕手ズニーノを皮切りに主砲カノ、絶対守護神のディアスらを軒並みトレードで放出した。そんな中での菊池獲得に、米メディアは驚きを隠さなかった。マ軍は米スポーツ専門局ESPN(電子版)は「2019年のサプライズだ。今冬のマ軍は多くの主力を既に手放したが、今回はこれまでと異なる動き」と報じ、米放送局CBSスポーツ(同)も「マ軍は今オフのほとんどをチーム解体に割いてきた。それが、ここに来て将来の主力のために散財だ」と伝えた。

 入団会見は3日、今季から名称が「Tモバイル・パーク」になった本拠地で行われる。英語でスピーチする可能性も伝えられ、注目が集まる。

 

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