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【プロ野球】

清宮2年目、王さん追い続ける「進化」

2019年1月4日 紙面から

しめ飾りを手に笑顔を見せる清宮

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 日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が本紙の新年インタビューで2年目の飛躍を誓った。新時代のスラッガー候補は、尊敬する早実高の先輩でもある王貞治さんの2年目の17本塁打超えを視野に入れ、その先の「ゴジラ超え」にも意欲を見せた。 (聞き手・土屋善文)

 -2019年が始まった

 「昨シーズンはふがいなくてなかなか期待に応えられなかった。今年は進化した僕を見せたい。もっと面白い試合とか良いファイターズを見せられると思う」

 -ルーキーイヤーの昨季は53試合出場で打率2割、7本塁打、18打点だった

 「2割台で良かった。やっぱりふがいない」

 -高校時代とプロの違いは

 「とらえたと思った打球がファウルになることが多かった。でも今年はスタートの時点で全然違うし、1年間やったものをしっかり生かせたらなと」

 -プロ入りを決めた際に話していた王貞治さんの通算本塁打、868本への思いは

 「やっぱり打ち続けないとダメ」

 -1年目は王さんの高卒1年目と同じ7本塁打。2年目の王さんは17本だった

 「そうですよね。それは超えたい。もっと貪欲にいきたいですね」

 -昨年は王さんからも言葉をもらった

 「本当に全然打てないときに『誰もが通る道だから』と声をかけてもらった。いつも良い言葉をもらっています。ありがたいです」

 -20本に達すれば、松井秀喜さんの巨人での2年目に並ぶ

 「そこはある意味、わかりやすい目標だと思っています」

 -そのためには良いスタートも大事だが、思えば昨年の春先はケガや病気というアクシデントがあった

 「何回も重なるのはあまりなかった」

 -限局性腹膜炎で入院生活も経験した

 「最初は手術する気でいた。盲腸よりもひどいということだった。でも球団からちょっと待ってくれないかということで。そうしたら経過も良くなって。良かったなということに尽きるんですけど。手術せずに済んで本当に良かった」

 -絶食生活が続いた

 「ガリガリになりました。やせたかったらおすすめです、絶食は(笑)。病院のときは点滴していたので何とかなっていたけど、3月の卒業式はきつかった。おなか鳴ってましたね」

 -今年は自身にとって初めて、新人が入ってくる

 「楽しみですね。どんな子なのか、どんなプレーをするのか」

 -ドラフト1位の吉田(秋田・金足農高)が注目を集めている

 「本人もマスコミにも慣れていると思うし、何か聞かれればっていう感じです」

 -自身がドラフト1位で入団した昨季は、報道陣に毎日追われる1年だった

 「高校のときの方がすごかったかな。そういう感じがします」

 -ストレスになるときは

 「それはないですね。話すだけだし。別に全然イヤじゃない。それはないかな」

 -改めて新年の決意を

 「自分の数字よりも、リーグ優勝や日本一を果たしたときに中心でいたい。球場に足を運んでいただいて応援してもらえるとうれしいですね」

 

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