9連勝中のリヴァプール、悲願のプレミア初制覇へ大一番…マン・Cは連覇へ負けられない戦いに。予想先発&注目は?

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(C)Getty Images

プレミアリーグ第21節、マンチェスター・シティvsリヴァプールの一戦が3日の日本時間29時(4日早朝5時)にキックオフを迎える。プレミアリーグ首位を走るリヴァプールと、勝ち点7差で3位のマンチェスター・シティによる大一番だ。

クロップ体制4年目のリヴァプールは、17勝3分け無敗という素晴らしい成績で2018年を終えた。48得点という攻撃力はもちろんのこと、特筆すべきはわずか「8」という失点数。DFファン・ダイクが本領を発揮したことに加えてDFロバートソンの好パフォーマンス、そして新加入GKアリソンらが加わったチームは、昨季からさらに進化している。プレミアリーグでは、目下のところ9連勝中。プレミアリーグ初制覇に向けて、ここで覇権争いの最大の強敵と言えるマンチェスター・Cを下して、最高の2019年スタートを狙う。

一方、開幕前に“大本命”だったグアルディオラ体制3年目のマンチェスター・Cは、12月上旬までリーグをリードしてきたが、第16節のチェルシー戦で敗戦してから失速。第18節からクリスタル・パレス、レスター・シティを相手に連敗した。グアルディオラ監督は試合前、「我々が敗れたら今シーズンのリーグタイトルはまず望めなくなるだろう」と、今回のリヴァプール戦が正念場になることを認めている。連覇に向けて、ホーム戦のここは“絶対に負けられない戦い”になる。

■予想スタメン:マンチェスター・C【4-3-3】

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長期離脱中のメンディとGKブラーボが引き続き欠場する。3-1で勝利した12月30日のサウサンプトン戦を欠場したデ・ブライネについて、グアルディオラ監督は「出場できるかわからない。我々は様子を見る必要がある」と試合後にコメントしており、今回の一戦に出場できるかは直前の状態次第となる。また、第19節のレスター戦で一発退場となった左サイドバックのデルフは3試合出場停止の2試合目で欠場する。サウサンプトン戦でアグエロのゴールをアシストしたジンチェンコが引き続き代役を務めることが濃厚とみられるが、本職がセンターバックのラポルテを抜擢するという選択肢もある。

■予想スタメン:リヴァプール【4-3-3】

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離脱中のオックスレイド=チェンバレン、ジョー・ゴメス、マティプは引き続き欠場するが、ミルナーは今回の一戦から復帰することが見込まれている。注目ポイントは、選択肢が豊富な中盤の人選。特にシャキリを先発で起用するかどうかだ。クロップ監督は5-1で圧勝した直近のアーセナル戦など最近の試合で、シャキリを中盤の右で起用するとともにサラーをトップに張らせ、両者を試合中に繰り返しポジションチェンジさせる変則的な[4-4-2]を使用。フィルミーノ、サラー、マネの3トップにシャキリが加わることで昨季以上の爆発力を出している。ただ、今回はマンチェスター・Cとのアウェー戦ということもあり、より中盤の守備力を意識し、ジョーカーとしてシャキリを起用することを選ぶかもしれない。

■注目選手

MFフェルナンジーニョ(マンチェスター・C)

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33歳のブラジル人アンカーは、ペップ・シティにおいて最も替えのきかない選手と言えるだろう。読みの鋭さと機動力を活かした守備、そしてビルドアップ時の巧みなポジション取りでチームの心臓となっており、連敗したC・パレスとレスター戦ではいずれもフェルナンジーニョが欠場していた。グアルディオラ監督はフェルナンジーニョが復帰したサウサンプトン戦後、「どんなチームにも重要な選手はいるもの。我々にとってはフェルナがその選手だ」と名指しで称賛。リヴァプールは、相手センターバックとアンカーの間をフィルミーノやサラーら前線の選手が入れ替わることでかく乱していく。そのため、マンチェスター・Cにとっては、中盤の底に入るフェルナンジーニョが、公式戦10試合連続失点中のチームをいかにオーガナイズできるかが勝敗のカギになるだろう。

GKアリソン(リヴァプール)

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この試合の注目ポイントの一つが、リヴァプールのアリソンとマンチェスター・Cのエデルソンという、ブラジル人GK対決だ。プレミアリーグ第4節のレスター戦や第17節のマンチェスター・ユナイテッド戦では致命的なミスを犯したアリソンだが、総体的には上々パフォーマンスを披露。英『スカイ・スポーツ』によれば、今季のセーブ率はリーグ最高の84.9%で、68.6%のエデルソンを凌駕している。また、クリーンシート数でも、エデルソンの「8」に対して「12」とリード。ブラジル代表でも正守護神として君臨しており、その力をこの大一番でも発揮したい。また、両者共にGKとして足下の技術に優れる選手で、世界最高レベルのフィード力を有している。最後方からのビルドアップも試合を見るうえで注目したいポイントだ。

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