宝塚歌劇の雪組公演「ファントム」(中村一徳潤色・演出)が2日、東京・有楽町の東京宝塚劇場で初日の幕を開けた。雪組は、2年連続の東京での正月公演。2004年の宙組の初演以来約7年ぶり4度目の同作は、映像を取り入れるなど、随所に新たな演出が加えられた。
ファントム役の望海風斗、クリスティーヌ役の真彩希帆のトップコンビ=写真(高嶋ちぐさ撮影)=が歌唱力を発揮し、ドラマを陰影深く演じた。望海は「悲しい結末ですが、一曲一曲愛を込めて作ってくださったので、とても温かい気持ちになれるのがいいところ」。2月10日まで。