マカオで昨年の大みそかに行われたWBAライトフライ級タイトルマッチで、2階級制覇を果たした京口紘人(25)=ワタナベ=が1日、成田空港着の航空機で帰国した。バッティングで両目上を少し腫らしていたが晴れやかな表情で「試合前は不利という声もあった。それを覆せたのが何よりもうれしい」と振り返った。
同級スーパー王者ヘッキー・ブドラー(30)=南アフリカ=に10回TKO勝ち。「コツコツと当てたボディーで5、6回からブドラーの足が止まったので、いけると思いました」。同門の先輩・田口良一が昨年5月に敗れた相手を倒して口も滑らか。
今後は1週間ほど故郷の大阪で過ごして1月中旬からジムワーク再開の予定。「これからはビッグマッチを目指したい」と2階級制覇の先を見据えた。 (藤本敏和)