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【大リーグ】

雄星、マリナーズと7年118億円で合意 3月にイチローとがい旋

2019年1月3日 紙面から

マリナーズと最大7年契約で合意した菊池雄星

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 マリナーズは、西武からポスティングシステム(入札制度)でメジャー挑戦を目指していた菊池雄星投手(27)と激レアな「事実上の4年契約」に合意した。米スポーツサイト「ファンクレッド」のヘイマン記者が1日までにツイッターで報じた。日本時間3月20、21日に東京ドームで開催されるアスレチックスとの開幕2連戦で、イチローをバックにメジャーデビュー登板する可能性が高くなった。

 菊池が東京でメジャーデビューし、イチローが打つ。そんな夢の共演が現実のものとなる。マリナーズは菊池と「事実上の4年契約」に合意した。現時点で開幕投手は菊池か左腕ゴンザレス。3月20、21日に東京ドームで行われるアスレチックスとの開幕2連戦は、イチロー球団特別補佐(45)の昨年5月以来となるメンバー入りも確定していて、菊池が投げ、イチローが打つファン垂ぜんのコンビが実現する。米放送局MLBネットワークのモロシ記者は「マリナーズは2019年の東京ドーム開幕第1、2戦で菊池の登板も。イチローはそこで殿堂の野球人生を終える」とツイートした。

 菊池は超異例の4年契約を手にした。19~21年は3年総額4300万ドル(約46億8700万円)で、22~25年は球団が4年総額6600万ドル(約71億9400万円)の選択権を保有する。これが行使されない場合、22年は菊池側が選べる2択になり、年俸1300万ドル(約14億1700万円)の選択権を行使するか、またはFAとなれる。選択権は1年刻みが常で、4年分をまとめて設定するのは激レアだ。球団選択権が行使されれば、7年総額1億900万ドル(約118億8100万円)となり、総額は昨オフにダルビッシュがカブスと結んだ6年1億2600万ドル(約137億3400万円)に次ぐメジャー日本選手で歴代3番目の高額となる。

 米スポーツサイトのMLBトレードルーモアズが当初予想した菊池の契約は、6年総額4200万ドル(約45億7800万円)。実際は最低保障の4年契約でも年平均1400万ドル(約15億2600万円)はこれの2倍に相当。豪腕のボラス代理人の本領発揮となった契約合意だ。

 

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