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【プロ野球】

日ハム・栗山監督、輝星育成は「レリゴー」 ありの~ままで~♪

2019年1月3日 紙面から

栗山監督(手前右)らが見守る前で会見する吉田(中央)=18年11月23日、札幌市豊平区で

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 日本ハムの栗山英樹監督(57)がドラフト1位・吉田輝星投手(17)の育成方針について映画「アナと雪の女王」の「レリゴー」よろしく、まずは「ありのまま」で大型右腕に勝負してもらうことを明かした。

 「ありの~ままで~♪」。思わず栗山監督も笑顔で口ずさんだ。今年のゴールデンルーキー・吉田をどう育てるか-。そのヒントはアナ雪のテーマ曲「Let it Go」のサビに隠されていた。

 「ありのままで♪。音楽かかる感じ。浮かんだよね。もちろんどの選手もそう。能力があって力があるからプロに入った。まずはそのままで勝負してほしい」

 新人合同自主トレから吉田が注目を集めることは必至。マスコミ、評論家、ファンを含めその育成には注目が集まる。投球フォームに注文を付ける声も出てくるかもしれない。あらゆる状況を想定する中で栗山監督にはひとつの指針がある。

 「足りないところがあれば、自分で気づいて変えれば良い。人に変えさせられてはダメだ」。昨年、清宮が不振に陥ったときもあえて見守った。長くプロで活躍するためには自ら考え、解決していく力が必要だからだ。そのためには外野の声に惑わされない環境をつくる。これこそが栗山流の選手が育つ秘訣(ひけつ)でもある。 (土屋善文)

 

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